特許
J-GLOBAL ID:200903098141692718

アンモニア検出センサ及びそれを用いたアンモニア検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-015671
公開番号(公開出願番号):特開2000-214128
出願日: 1999年01月25日
公開日(公表日): 2000年08月04日
要約:
【要約】【課題】 低濃度域から高濃度域までの広い範囲でアンモニア検出が可能であり、検出精度も高いアンモニア検出センサを提供する。【解決手段】 アンモニア検出センサ1においては、熱的に促進しやすいアンモニアの酸化反応を利用するとともに、処理室を2室に分け、第一処理室9では、第一拡散規制流通部11を介して導かれた被検出ガスに対し、第一酸素ポンプ素子3により十分な酸素を供給することでアンモニアの酸化を促進する。次いで、そのガスを第二拡散規制流通部13を介して第二処理室10に導き、そこで第二酸素ポンプ素子5により逆に酸素分圧を下げて、前記酸化により生じた窒素酸化物を分解し、そのときの第二酸素ポンプ素子の出力電流からアンモニア濃度を検出する。これにより、従来のセンサと比べてアンモニア検出感度が大幅に向上し、被検出ガス中のアンモニア濃度を、低濃度から高濃度に至る広い範囲にて精度よく検出することができるようになる。
請求項(抜粋):
周囲から区画されるとともに、第一拡散律速流通部を介してアンモニアを含有した被測定ガスが導入される第一処理室と、周囲から区画されるとともに、前記第一処理室内と第二拡散律速流通部を介して連通する第二処理室と、前記第一処理室内の酸素濃度を検出する酸素濃度検出素子と、酸素イオン伝導性固体電解質により構成されて両面に電極が形成され、その一方の電極が前記第一処理室と接して配置されるとともに、一定の印加電圧のもとにて該第一処理室から酸素を汲み出す第一酸素ポンプ素子と、酸素イオン伝導性固体電解質により構成されて両面に電極が形成され、その一方の電極が前記第二処理室と接して配置されるとともに、前記酸素濃度検出素子による前記第一処理室内の酸素濃度検出出力を参照して前記第二処理室内に酸素を汲み込み又は汲み出すことにより、当該第二処理室内の酸素濃度を調整する第二酸素ポンプ素子と、前記第一及び第二の酸素ポンプ素子を所定の作動温度に加熱する加熱素子とを備え、前記第一処理室には、前記第二処理室内にて酸素濃度調整されたガスが前記第二拡散律速流通部を経て前記第一処理室内に導かれるようになっており、該ガス中の酸素との反応により前記第一処理室内に導かれた前記被測定ガス中のアンモニアが窒素酸化物とされる一方、前記第一酸素ポンプ素子は、前記第一処理室内のガス中の窒素酸化物を分解し、その分解に伴い発生する酸素量に応じて出力電流を変化させ、その出力電流が前記被測定ガス中のアンモニア濃度検出情報として取り出されることを特徴とするアンモニア検出センサ。
IPC (3件):
G01N 27/416 ,  G01N 27/41 ,  G01N 27/419
FI (4件):
G01N 27/46 311 G ,  G01N 27/46 325 N ,  G01N 27/46 325 D ,  G01N 27/46 327 N

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