特許

J-GLOBAL ID：200903098154197309

車両の操舵装置

発明者： 酒井 英樹
出願人/特許権者： トヨタ自動車株式会社
代理人 (1件)： 長谷 照一 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-126185
公開番号（公開出願番号）：特開平6-336171
出願日： 1993年05月27日
公開日（公表日）： 1994年12月06日
要約：

【要約】【目的】 急旋回時における車両のドリフトアウト又はスピンを防止する。【構成】 マイクロコンピュータ47は各センサ41〜46によって検出された車両の横加速度、ヨーレート、車速、ハンドル舵角、前輪制御舵角及び後輪制御舵角をそれぞれ入力して、これらの検出値に基づいて前輪及び後輪の各スリップ角及び各コーナリングフォースをそれぞれ計算する。前輪(又は後輪)のコーナリングフォースに車両重心から前輪(又は後輪)車軸までの距離を乗算した値が後輪(又は前輪)の最大コーナリングフォースに車両重心から後輪(又は前輪)車軸までの距離を乗算した値を越えたとき、後輪(又は前輪)の最大コーナリングフォースで対抗できるスリップ角になるように前輪(又は後輪)を補正操舵する。

請求項（抜粋）：

前輪又は後輪のうちの少なくとも一方の車輪側に設けられ電気的に制御されるアクチュエータを有して同アクチュエータの作動により前記一方の車輪を操舵する操舵機構を備えた車両の操舵装置において、前記一方の車輪のスリップ角を検出するスリップ角検出手段と、前記一方の車輪のコーナリングフォースを検出するコーナリングフォース検出手段と、前記検出されたコーナリングフォースに車両重心から前記一方の車輪の車軸までの距離を乗算した値が前輪又は後輪のうちの他方の車輪の最大コーナリングフォースに車両重心から同他方の車輪の車軸までの距離を乗算した値を越えたとき前記他方の車輪の最大コーナリングフォースに車両重心から前記他方の車輪の車軸までの距離を乗算するとともに車両重心から前記一方の車輪の車軸までの距離で除算した値を目標コーナリングフォースとして決定する目標コーナリングフォース決定手段と、前記決定した目標コーナリングフォースに基づいて前記一方の車輪のコーナリングフォースとスリップ角との予め決められた関係により目標スリップ角を決定する目標スリップ角決定手段と、前記決定した目標スリップ角と前記検出されたスリップ角との差に応じた制御信号を前記アクチュエータに出力して前記一方の車輪をそのスリップ角が前記差に応じて減少する方向に操舵制御する制御手段とを設けたことを特徴とする車両の操舵装置。

IPC (6件)：

B62D 6/00 ,  B62D 7/14 ,  B62D101:00 ,  B62D111:00 ,  B62D113:00 ,  B62D137:00