特許
J-GLOBAL ID:200903098201977130

耐硫化物応力割れ性に優る油井用鋼管の製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今井 毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-290744
公開番号(公開出願番号):特開平6-116645
出願日: 1992年10月05日
公開日(公表日): 1994年04月26日
要約:
【要約】【目的】 優れた耐SSC性を発揮する高強度油井用溶接鋼管を生産性良く製造できる方法を確立する。【構成】 C:0.20超〜0.60%,Si:0.10〜0.80%,Mn:0.10〜1.00%,P:0.025 %以下,S: 0.002%以下,sol.Al:0.01〜0.10%を含むと共に、Ca:0.0005〜0.0050%,REM:0.0005〜0.01%のうちの1種以上を含有するか、或いは更に所定量のCu,Ni,Cr,Mo,Nb,V,Ti,Zr,Bのうちの1種以上をも含む熱延鋼板を、成形ロ-ル群に供給して連続的にオ-プンパイプ状に成形してから、スクイズロ-ルで加圧して両エッジを突合わせレ-ザ-ビ-ムを照射して溶接鋼管となすに際し、予め該突合わせ部の外周部分に外面側へ開脚するV溝を設けておき、このV溝を上方に向けてV溝内へレ-ザ-ビ-ムを照射して溶接鋼管とした後、鋼管全体に焼入れ・焼戻しを施す。
請求項(抜粋):
重量割合にてC:0.20超〜0.60%, Si:0.10〜0.80%, Mn:0.10〜1.00%,P: 0.025%以下, S: 0.002%以下, sol.Al:0.01〜0.10%を含有すると共に、更にCa:0.0005〜0.0050%, 希土類元素:0.0005〜0.01%のうちの1種以上をも含み、残部がFe及び不可避不純物から成る熱延鋼板を成形ロ-ル群に供給して連続的にオ-プンパイプ状に成形してから、このオ-プンパイプを対設されたスクイズロ-ルで加圧して両エッジを突合わせ、その突合わせ部にレ-ザ-ビ-ムを照射して溶接鋼管となすに際し、予め該突合わせ部の外周部分に外面側へ開脚するV溝を設けておき、このV溝を上方に向けてV溝内へレ-ザ-ビ-ムを照射し溶接鋼管とした後、鋼管全体をAc3点以上に加熱して焼入れし、更に600〜Ac1点の温度域で焼き戻すことを特徴とする、耐硫化物応力割れ性に優れる油井用溶接鋼管の製造方法。
IPC (5件):
C21D 9/08 ,  B23K 26/00 310 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/54

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