特許
J-GLOBAL ID:200903098212904800

クライオジェンを供給する方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-143076
公開番号(公開出願番号):特開平7-055100
出願日: 1994年06月24日
公開日(公表日): 1995年03月03日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、クライオジェンを供給する方法と装置を提供する。【構成】 本発明の方法と装置においては、3つのタンクを有するクライオジェン貯蔵設備中にクライオジェンが貯蔵され、そして供給される。各タンクに過冷却液体状態のクライオジェンを充填して、汚染物をタンクの底部区域のほうに洗い落とす。次いで、過熱蒸気を含んだ補助流れを各タンクの底部区域に導入して、各タンクを加圧する。過熱蒸気の主要流れを各タンク中に導入して、タンクのヘッドスペース区域にスクラビングされたクライオジェン蒸気を形成させる。このスクラビング済みのクライオジェン蒸気は、生成物流れを形成するのに使用される。引き続き各タンクを使用して、クライオジェンを気化器に計量分配して過熱蒸気を形成させ、次いでこの過熱蒸気を主要流れと補助流れに分ける。
請求項(抜粋):
(a) タンクの頂部ヘッドスペース区域を介してタンク中にクライオジェンが導入されて、汚染物が前記タンクの底部区域に洗い落とされ、これによって頂部ヘッドスペース区域から汚染物が実質的に取り除かれるよう、クライオジェンを飽和液体としてタンクに充填することによって、少なくとも2つのタンクを有するクライオジェン貯蔵設備のタンク内にクライオジェンを貯蔵する工程;(b) 補助過熱蒸気流れをタンクの底部区域に導入することによって、タンクの頂部ヘッドスペース区域を汚染することなく、また前記飽和液体を過冷却液体に転化させることなくタンクを加圧する工程;(c) 主要過熱蒸気流れをタンクの底部区域に導入して、タンク内に収容されている前記飽和液体で前記過熱蒸気流れをスクラビングし、これによってタンクの頂部ヘッドスペース区域にスクラビングされたクライオジェン蒸気を形成させると共に、スクラビングされたクライオジェン蒸気から形成された、そしてこれによって汚染物を実質的に含まない生成物流れをタンクの頂部ヘッドスペース区域から抜き取る工程;(d) タンクの頂部ヘッドスペース区域と底部区域とを連結している圧力発生回路でタンクに対し圧力を発生させることによって、タンクからクライオジェンの流れを計量分配し、これにより工程(a)時に底部区域に洗い落とされていた汚染物で頂部ヘッドスペース区域を汚染すると共に、クライオジェンの流れをタンクの底部区域から出す工程;(e) クライオジェンの流れを気化させて過熱蒸気を形成させる工程;(f) 前記過熱蒸気から補助流れを形成させる工程;(g) 前記過熱蒸気から主要流れを形成させる工程;および(h) 工程(c)の遂行時に少なくとも1つの残りのタンク中に導入される前記主要過熱蒸気流れが、タンクに関して工程(g)の遂行時に形成される主要流れを含み、ある特定のタンクおよび少なくとも1つの残りのタンクのそれぞれの頂部ヘッドスペース区域が、工程(c)の連続遂行時に汚染物を実質的に含まないよう、ある特定のタンクおよび少なくとも1つの残りのタンクに関して工程(a)〜(g)を非同調サイクルにて連続的に行う工程;を含む、汚染物を実質的に含まないクライオジェンを貯蔵・供給する方法。

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