特許
J-GLOBAL ID:200903098244040360

石英ガラス管の製造時に心棒を取り外す方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-580950
公開番号(公開出願番号):特表2002-529353
出願日: 1999年11月02日
公開日(公表日): 2002年09月10日
要約:
【要約】合成石英ガラス管を製造する既知の方法によれば、多孔質シリカ素体は、その長手方向軸に回りに回転する心棒の円筒形外表面上にシリカ粒子を堆積させ、その後に心棒を取り外し、素体を焼結することによって製造される。この発明の目的は、上記の方法をベースにして、経済的な円筒形の心棒が使用し易くなる、石英ガラス管の経済的な製造方法を提供することにある。心棒(22)を取り外し易くするため、この発明は、通路(15)と、変形可能な物質からなる固定された釣合支持部(13)とを有する収容部(11)内に素体(6)の正面端部(25)を固定し、かつ心棒(22)が通路(15)を貫いて延在するように前記端部を位置合わせする。心棒(22)には、その長手方向軸(23)の方向に作用し、それによって素体(6)の端部(25)が釣合支持部(13)に押圧される引張または押込力が加えられる。この力は、心棒(22)が素体(6)から離れるまで継続的に増加される。この発明は、更に、素体(6)を固定し且つ位置合わせするための保持装置(11;17)を備えた、心棒を素体から取り外すのに適した装置にも関するものである。この装置は、素体(6)の端部(15)の一方を受ける収容部(11)を有している。この収容部には、変形可能な物質からなる釣合支持部(13)が設けられ、また収容部は、心棒(22)がそれを通過できる通路(15)を有している。この装置は、更に、心棒(22)と係合しその長手方向軸(23)の方向に作用する引張または押込装置(5)を備えている。この装置によって、心棒(22)に結合する素体(6)の端部(25)を釣合支持部(13)の方向に移動することができる。
請求項(抜粋):
長手方向軸回りに回転する心棒の円筒形外表面上にシリカ粒子を堆積させることにより形成されると共に、合成石英ガラスからなる管を製造するために引き続いて焼結される、多孔質シリカ素体から心棒を取り外す方法において、前記心棒(22)を取り外すために、前記多孔質シリカ素体(6)の正面端部(25)を通路(15)と変形可能な物質からなる据付台部(13)とを有する収容室(11)内に固定し、前記心棒(22)が該通路(15)を貫いて延在するように位置合わせし、前記多孔質シリカ素体(6)の前記端部(25)が前記据付台部(13)に対して押圧されることにより、前記心棒の前記長手方向軸(23)の方向に作用する引張または押込力が、前記心棒(22)が前記多孔質シリカ素体(6)から離れるまで継続的に増加するように前記心棒(22)に加えられることを特徴とする方法。
Fターム (1件):
4G014AH11

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