特許
J-GLOBAL ID:200903098278301538

移動目標の自動検出方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八幡 義博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-346444
公開番号(公開出願番号):特開平9-159752
出願日: 1995年12月12日
公開日(公表日): 1997年06月20日
要約:
【要約】【課題】 移動目標の自動検出における誤警報率の低減と検出率の向上。【解決手段】 水中の移動目標からの入力受信信号を周波数分析部1にて周波数分析し、周波数成分及びスペクトルレベルを算出して時間可変不要反射波除去処理部2に出力し、残響成分を除去してスペクトルレベル閾値処理部3に出力、これにより背景雑音レベル対応のスペクトルレベル閾値で閾値処理し信号長閾値処理部4に出力する。この信号長閾値処理部4では、入力信号がスペクトルレベル閾値処理により分断された同一の受信信号か否かを判断する。ドップラ周波数変動量閾値処理部5では、入力信号のドップラ周波数変動量を算出し、真の移動目標によるドップラ周波数の上限を示すドップラ周波数変動量閾値により入力信号の閾値処理を行い、方位閾値処理部6では入力信号群の方位方向の分散を統合し、移動目標信号として出力する。
請求項(抜粋):
次の各構成を備え、水中あるいは空中に音波あるいは電磁波のパルス信号を送信して得られる入力受信信号を処理して移動目標を自動検出することを特徴とする移動目標の自動検出方式。(イ)前記パルス信号を送信して得られる入力受信信号に周波数分析を施して周波数成分ごとのスペクトルレベルを検出する周波数分析部(ロ)前記周波数分析部の周波数分析結果を入力し、帯域幅が送信周波数を中心として近距離では広く遠距離になるほど狭くなるように時間と対応して変化させた除去帯域に通して不要反射波成分を除去した受信信号を出力する時間可変不要反射波除去処理部(ハ)前記時間可変不要反射波除去処理部の出力する受信信号の背景雑音レベルに基づいて設定したスペクトルレベル閾値を超える受信信号を抽出するスペクトルレベル閾値処理部(ニ)前記スペクトルレベル閾値処理部の出力を受け、各周波数成分ごとに時間軸上で連続して入力する信号を同一の移動目標による受信信号と判断し、この受信信号の時間軸上における信号開始時刻と信号終了時刻とに基づいて受信信号の信号長を算出し信号長算出信号として出力する信号長算出部と、この信号長算出部の出力する信号長算出信号の後部に、移動目標までの距離及び環境条件に起因して生起する多重伝搬や雑音によってもたらされる目標信号の見掛け上の分断を考慮してあらかじめ設定した信号長距離ゲートを設け、この信号長距離ゲート内に含まれる他の信号は同一の受信信号であると見做して前記信号長距離ゲートを設定した1つの信号に統合する信号統合部と、この信号統合部で統合された信号のうち移動目標の想定長及び信号処理による伸長化を考慮してあらかじめ設定した最大値と最小値とによって設定される信号長範囲に含まれているものを目標候補信号として抽出する信号長判定部とを備える信号長閾値処理部(ホ)前記信号長閾値処理部の出力する目標候補信号の含むドップラ周波数の変動量を算出するドップラ周波数変動量算出部と、このドップラ周波数変動量算出部で算出したドップラ周波数の変動量が、想定する移動目標の運動諸元を勘案してあらかじめ設定したドップラ周波数変動量閾値としてのドップラ周波数上限を超えない前記目標候補信号を目標信号として出力するドップラ周波数変動量判定部とを備えるドップラ周波数変動量閾値処理部(ヘ)前記ドップラ周波数変動量閾値処理部の出力する目標信号の検出方位に連続性が認められ、且つ検出位置が、あらかじめ設定した変動幅に含まれる信号を同一目標からの受信信号と判断して統合する目標方位統合部と、この目標方位統合部の統合した目標信号の方位方向の広がりが、想定する移動目標の運動諸元を勘案してあらかじめ設定した方位範囲閾値を超えないものを移動目標信号として送出する方位閾値処理部とを備えた方位閾値処理部
IPC (4件):
G01S 13/50 ,  G01S 7/292 ,  G01S 7/295 ,  G01S 15/04
FI (4件):
G01S 13/50 B ,  G01S 7/292 A ,  G01S 7/295 Z ,  G01S 15/04

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