特許
J-GLOBAL ID:200903098286817730

磁場計測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 作田 康夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-247917
公開番号(公開出願番号):特開2001-112731
出願日: 1999年09月14日
公開日(公表日): 2001年04月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 妨害磁場を精度良くキャンセルできる磁場計測方法を提供する。【解決手段】 法線方向の磁場成分を検出する第1のSQUID磁束計9と,法線方向の妨害磁場を検出する第2のSQUID磁束計10とを具備し,第2のSQUID磁束計による信号と,第1のSQUID磁束計による信号とを使用して,最小自乗法により混合磁場から妨害磁場をキャンセルする第1の信号処理と,妨害磁場の発生が始まる初期時刻の近傍で,妨害磁場の時間(t)変化を示す波形B(t)を,B(t)=-A・t2・exp(-t/T)で近似し,第1の信号処理による磁場波形を使用して,振幅A,時定数Tを最小自乗法により求め,最小自乗法によるB(t)を用いて,第1の信号処理による磁場波形から,周波数特性に起因する妨害磁場をキャンセルする第2の信号処理とを行なう。【効果】 シールドルームの周波数特性に起因する妨害磁場をキャンセルする。
請求項(抜粋):
磁気シールドルームの内部で,検査対象から発生する磁場の法線方向の成分を検出する複数の第1のSQUID磁束計と,前記法線方向の妨害磁場を検出する1又は複数の第2のSQUID磁束計と,前記第1及び第2のSQUID磁束計を冷却する低温容器と,前記第1及び第2のSQUID磁束計を駆動する駆動回路と,前記第1及び第2のSQUID磁束計により検出される信号を収集して信号処理を行なう計算機と,信号処理の結果を表示する表示手段を具備し,前記第1及び第2のSQUID磁束計は差動型検出コイルを有し,前記第2のSQUID磁束計の前記差動型検出コイルのベースラインの長さが,前記第1のSQUID磁束計の前記差動型検出コイルのベースラインの長さよりも短い磁場計測装置に用いる磁場計測方法は,前記第2のSQUID磁束計により検出された前記妨害磁場の信号と,前記第1のSQUID磁束計により検出された,前記検査対象から発する磁場の前記法線方向の成分と前記妨害磁場とが混合した混合磁場の信号とを使用して,最小自乗法を適用して前記混合磁場から前記妨害磁場をキャンセルする第1の信号処理と,前記磁気シールドルームの周波数特性に起因して生じている前記妨害磁場の発生が始まる初期時刻の近傍で,前記周波数特性に起因して生じている前記妨害磁場の時間変化を表わす波形B(t)を,振幅をA,時定数をT,時間変数をtとして,B(t)=-A・t2・exp(-t/T)により近似して,前記第1の信号処理により得られた磁場波形を使用して,前記振幅A,及び前記時定数Tを最小自乗法により求め,最小自乗法により決定された前記B(t)を用いて,前記第1の信号処理により得られた磁場波形から,前記周波数特性に起因して生じている前記妨害磁場をキャンセルする第2の信号処理とを,前記計算機により実行することを特徴とする磁場計測方法。
IPC (2件):
A61B 5/05 ,  G01R 33/035 ZAA
FI (2件):
A61B 5/05 A ,  G01R 33/035 ZAA
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特許第3379488号
  • 特許第3379488号

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