特許
J-GLOBAL ID:200903098308060034

スラリープリフォームシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-537536
公開番号(公開出願番号):特表2001-515549
出願日: 1999年01月15日
公開日(公表日): 2001年09月18日
要約:
【要約】繊維強化プリフォーム(12)における繊維沈着を制御するための効率的かつ低コストの方法を提供する。この方法では、メインスクリーン(26)が液体(44)を充填されたタンク(36)内に挿入される。メインスクリーン(26)は大きな面(30)、直立側壁(28)及びそれらの中に形成された複数の穴(32)を有する。スラリー(45)を作るために液体(44)に強化用繊維(42)が添加される。メインスクリーン(26)はスラリー(45)の最上部より下方の高さまでスラリー(45)の中を通って引き上げられ、それによって強化用繊維(42)がメインスクリーン(26)上に沈着することが惹起される。強化用繊維(42)がメインスクリーン(26)とリテーナスクリーン(34)との間に挟まれるように、リテーナスクリーン(34)がスラリー(45)内に挿入される。メインスクリーン(26)及びリテーナスクリーン(34)はどちらも変形を最小限に抑えながらプリフォーム(12)を効果的に形成するようにタンク(36)の外へ引き上げられる。代替実施態様には、スラリー(45)を混合するためのバブラーゾーン制御装置(86)が含まれている。タンク(36)は個別の領域又はゾーン(88)に分割され、それによって各バブラーゾーンへ(88)の液体(44)の供給が制御される。バブラー損制御装置(86)を使用すると、スクリーン(26)がタンク(36)の外へ引き上げられるにつれてスラリー(45)における渦流を開始又は減少させることができる。又別の実施態様には、スラリー(45)に繊維(42)を添加するための繊維ディスペンサーシステム(103)が含まれている。
請求項(抜粋):
繊維強化構造を形成するための下記のステップを含む方法: 液体が充填されたタンク内に選択されたプリフォーム形状を有するメインスクリーンを挿入するステップであって、前記メインスクリーンは大きな面、直立側壁及びそれらの中に形成された複数の穴を有する; スラリーを作るために液体に強化用繊維を添加するステップ; 強化用繊維がメインスクリーン上に沈着することを惹起し、それによってプリフォームを作るためにスラリーの最上部より下方の高さまでスラリーの中を通ってメインスクリーンを引き上げるステップ; 少なくともプリフォームの一部分がメインスクリーンとリテーナスクリーンとの間に配置されるようにメインスクリーンの上方でリテーナスクリーンをスラリー内に挿入するステップ;及び メインスクリーンがタンクから引き上げられるときにそれによってプリフォームの変形が最小限に抑えられるようにメインスクリーンとリテーナスクリーンをそれらの間に保持されているプリフォームの少なくとも一部分と一緒にタンクから同時に引き上げるステップ。

前のページに戻る