縮管性に優れたインパネリインフォースメント用高強度電縫鋼管の製造方法

発明者： , ,
出願人/特許権者：
代理人 (2件)：小倉亘 , 岡田萬里
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2004-276902
公開番号（公開出願番号）：特開2006-089804
出願日： 2004年09月24日
公開日（公表日）： 2006年04月06日
要約：

【課題】 980N級以上の強度を維持しながら、薄肉化しても十分な強度をもち縮管加工性にも優れ、高い衝突安全性が要求される自動車用インパネリインフォースメントとして好適な高強度電縫鋼管を提供する。【解決手段】炭素当量Ceq(C+Si/24+Mn/6)を0.55〜0.75質量%に調整したC-Si-Mn鋼を加熱温度:1000°C以上で粗圧延した後、仕上げ温度:Ar3+50°C以上,巻取り温度:700°C以下で熱間圧延する。冷延後、830°C以上×60秒以上の均熱→10°C/秒以下で720〜600°Cまで冷却する一次冷却→7°C/秒以上で二次冷却温度T:(-248×Ceq+538)°Cまで冷却する二次冷却→T+30°C以上×3分以上の恒温処理の連続焼鈍を施す。得られた冷延焼鈍板から造管することにより、高強度を維持しながら縮管性に優れた高強度電縫鋼管が製造される。【選択図】なし

請求項（抜粋）：

C:0.15〜0.20質量%,Si:1.2〜1.8質量%,Mn:2.2〜3.0質量%,P:0.030質量%以下,S:0.010質量%以下,全Al:0.01〜0.1質量%,残部が実質的にFeで、式(1)で定義される炭素当量Ceqが0.55〜0.75質量%の範囲にあるスラブを用意し、スラブを1000°C以上に加熱して粗圧延し、 Ar3+50°C以上の仕上げ温度から冷却して700°C以下で巻き取る熱間圧延により熱延鋼帯をフェライト+パーライト組織に調質し、酸洗後に圧延率:30%以上で冷間圧延し、 830°C以上,60秒以上の加熱保持後に平均冷却速度:10°C/秒以下で720〜600°Cまで冷却する一次冷却により面積率:50%以上でフェライトを生成させ、次いで平均冷却速度:7°C/秒以上で式(2)で定義される二次冷却温度T(°C)まで冷却し、更にT+30°C以上の温度に3分以上保持した後、室温まで冷却する熱処理を施し、室温まで冷却した冷延焼鈍板を所定幅の切板に裁断し、切板をオープンパイプ形状に成形した後、幅方向両端部を高周波溶接することを特徴とする縮管性に優れたインパネリインフォースメント用高強度電縫鋼管の製造方法。 Ceq(%)=C+Si/24+Mn/6・・・・(1) T (°C)=-248×Ceq+538・・・・・・(2)

IPC (4件)：

C21D 9/46 , B21C 37/08 , C22C 38/00 , C22C 38/06

FI (5件)：

C21D9/46 F , B21C37/08 A , B21C37/08 C , C22C38/00 301U , C22C38/06

Fターム (27件)：

4E028CA02 , 4E028CA13 , 4E028CB04 , 4K037EA01 , 4K037EA06 , 4K037EA16 , 4K037EA23 , 4K037EA25 , 4K037EA28 , 4K037EB05 , 4K037EB08 , 4K037EB09 , 4K037EB12 , 4K037FA02 , 4K037FA03 , 4K037FC03 , 4K037FC04 , 4K037FC07 , 4K037FE02 , 4K037FE03 , 4K037FG01 , 4K037FH01 , 4K037FJ05 , 4K037FJ06 , 4K037FK02 , 4K037FK03 , 4K037HA02

引用特許：

出願人引用 (3件)

特開平3-264646号公報
特開昭63-293121号公報
鋼管の製造方法および溶接鋼管
公報種別：公開公報出願番号：特願2001-289758 出願人：住友金属工業株式会社

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