特許
J-GLOBAL ID:200903098371729670

アクティブ消音方法及び消音装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-175455
公開番号(公開出願番号):特開平6-019482
出願日: 1992年07月02日
公開日(公表日): 1994年01月28日
要約:
【要約】【目的】 アクティブ消音において、帯域制限フィルタでの信号処理に伴う時間遅延を招くことなくアクティブ消音の帯域制限を可能とし、短いダクトシステムにもアクティブ消音を適用できるようにする。【構成】 予め、消音空間(1)の消音しようとする所定周波数帯域だけを通過させる帯域制限フィルタ(12)を設定しておき、空間(1)で所定周波数帯域だけをアクティブ消音するとき、帯域制限フィルタ(12)を消音用FIRフィルタ(9)に適応アルゴリズムにより時間軸の前後から畳み込み演算して新たな消音用FIRフィルタ(9)を形成し、このFIRフィルタ(9)に基づいてアクティブ消音を行う。
請求項(抜粋):
消音空間(1)の所定位置に配置した騒音検出手段(2)から出力される空間(1)の騒音信号に対し逆位相で同振幅の反転音信号を消音用FIRフィルタ(9)により生成し、該反転音信号をスピーカ(3)に出力して反転音を空間(1)に放射するとともに、空間(1)の所定観測点に配置したモニタ手段(4)により観測点の低減音レベルを検出して低減音信号をフィードバックし、適応アルゴリズム実行手段(10)により上記騒音検出手段(2)からの騒音信号及びモニタ手段(4)からフィードバックされた低減音信号に基づいて上記消音用FIRフィルタ(9)のフィルタ係数を更新し、上記観測点周辺の音圧レベルを低減するアクティブ消音方法において、予め、消音空間(1)で消音しようとする所定周波数帯域だけを通過させる帯域制限フィルタ(12)を設定しておき、上記消音空間(1)で所定周波数帯域だけをアクティブ消音するときには、上記帯域制限フィルタ(12)を、適応アルゴリズム実行手段(10)による適応アルゴリズムにより求められる上記消音用FIRフィルタ(9)に時間軸の前後から畳み込み演算して新たな消音用FIRフィルタ(9)を形成し、該消音用FIRフィルタ(9)に基づいてアクティブ消音を行うことを特徴とするアクティブ消音方法。

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