特許
J-GLOBAL ID:200903098388195873

非水系二次電池用正極活物質の製造方法及びそれを使用したリチウム二次電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-015530
公開番号(公開出願番号):特開平10-214624
出願日: 1997年01月29日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 リチウム二次電池用正極活物質の合成に関し、その活物質のLi / Me比が均一で、粒子形状が略球状であり、高充填率を有する活物質の製造方法。【解決手段】 一般式LiNi0.7Me0.3O2(MeはNi, Co, Mn, Al, Ti, Zr, Mgから選ばれた少なくとも一種以上の金属元素)で示されるリチウム二次電池正極活物質を製造する方法において、各構成元素の塩を水に溶解させて塩濃度を調節した複合金属塩水溶液、金属イオンと錯塩を形成する水溶性の錯化剤、及び水酸化リチウム水溶液をそれぞれ反応槽に連続供給して複合金属錯塩を生成させ、この錯塩を水酸化リチウムにより分解してリチウム共沈複合金属塩を析出させ、粒子形状が略球状であるリチウム共沈複合金属塩を合成する第一工程、合成したリチウム共沈複合金属塩を200〜500°Cの還元性雰囲気中で分解し、リチウム共沈前駆酸化物を合成する分解還元の第二工程、酸化雰囲気で焼成する酸化焼結の第三工程からなる。
請求項(抜粋):
一般式LiNi0.7Me0.3O2(MeはNi, Co, Mn, Al, Ti, Zr, Mgから選ばれた少なくとも一種以上の金属元素)で示されるリチウム二次電池正極活物質を製造する方法において、反応槽を用い、前記物質の各構成元素の塩を水に溶解させて塩濃度を調節した複合金属塩水溶液、金属イオンと錯塩を形成する水溶性の錯化剤、及び水酸化リチウム水溶液をそれぞれ反応槽に連続供給して複合金属錯塩を生成させ、次いでこの錯塩を水酸化リチウムにより分解してリチウム共沈複合金属塩を析出させ、上記錯塩の生成及び分解を槽内で循環させながら繰り返しリチウム共沈複合金属塩をオーバーフローさせて取り出すことにより、粒子形状が略球状であるリチウム共沈複合金属塩を合成する第一工程、合成したリチウム共沈複合金属塩を200〜500°Cの還元性雰囲気中で分解し、リチウム共沈前駆酸化物を合成する分解還元の第二工程、このリチウム共沈前駆酸化物を酸化雰囲気で焼成する酸化焼結の第三工程からなることを特徴とするリチウム二次電池正極活物質の製造方法。
IPC (5件):
H01M 4/58 ,  C01G 53/00 ,  H01M 4/02 ,  H01M 4/04 ,  H01M 10/40
FI (5件):
H01M 4/58 ,  C01G 53/00 A ,  H01M 4/02 C ,  H01M 4/04 A ,  H01M 10/40 Z

前のページに戻る