特許
J-GLOBAL ID:200903098445284870
顕色剤組成物、水性懸濁液及びそれを用いた感圧複写紙用顕色シート
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-173320
公開番号(公開出願番号):特開平5-286233
出願日: 1992年06月30日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【構成】 サリチル酸とスチレンダイマー類を含むスチレン類から得られるサリチル酸樹脂多価金属化物から成る顕色剤組成物、(a)分子内にスルホン酸を有するポリビニルアルコール誘導体及び塩、(b)スチレンスルホン酸塩を必須成分とする重合体あるいは共重合体より成るアニオン性水溶性高分子群の少なくとも一種の存在下に、湿式微粉砕して得られるその顕色剤組成物の水性懸濁液及びそれを用いた感圧複写用顕色シート。【効果】 サリチル酸樹脂の構造に分岐した結合を導入することにより光に対する顕色剤としての性能が向上し、この顕色剤組成物に適合した分散剤の選択により、分散性、塗工適性の優れた水性懸濁液が得られ、これを用いて製造した感圧複写用顕色シートは良好な性能を示す。
請求項(抜粋):
(A)サリチル酸エステル類〔一般式(I)〕(B)スチレン類〔(一般式(II)〕(C)スチレンダイマー類〔一般式(III)及び/または(IV)〕【化1】【化2】【化3】(式中、R1 は炭素数1〜12のアルキル基、アラルキル基、アリール基もしくはシクロアルキル基を示し、R2 ,R4 〜R8 は水素原子またはメチル基、R3 は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す。)(第1工程)(A)に(B)と(C)の混合物を反応させ、サリチル酸エステル樹脂を製造する工程。(第2工程)第1工程で得られたサリチル酸エステル樹脂を加水分解してサリチル酸樹脂を製造する工程。(第3工程)第2工程で得られたサリチル酸樹脂を多価金属塩と反応させて多価金属化する工程。これら3工程によって得られる軟化点50〜180°C、重量平均分子量500〜10,000のサリチル酸樹脂多価金属化物において、物質(A)/(B)+2(C)のモル比が1/1.5〜20であり、かつ(B)/(C)の重量比が5〜95/95〜5である該金属化物から成る顕色剤組成物。
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