特許
J-GLOBAL ID:200903098459850959

帯域分割適応フィルタによる未知システム同定方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 康夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-178025
公開番号(公開出願番号):特開平11-355182
出願日: 1998年06月11日
公開日(公表日): 1999年12月24日
要約:
【要約】【課題】 各サブバンドの適応フィルタのタップ数を適応的に制御する際に、各サブバンドに割り当てられるタップ数に関して、適応フィルタの動作開始直後と収束後で差が小さい帯域分割適応フィルタを用いた未知システム同定方法及び装置を提供する。【解決手段】 適応フィルタ601,602,.....,60Kがまず記憶回路25に記憶されたタップ数の初期値で動作し、次に適応フィルタ601,602,.....,60Kから得た、それぞれの係数値、タップ数、入力信号を用いて近似タップ数計算回路20で計算された近似タップ数で動作し、続いて適応フィルタ601,602,.....,60Kから得た、それぞれの係数値、タップ数、入力信号、参照信号を用いてタップ数制御回路10で計算された最適タップ数で動作する。
請求項(抜粋):
入力信号を未知システムに供給すると同時に帯域分割して複数のサブバンド信号を生成し、前記複数のサブバンド信号を独立の適応フィルタに入力信号として供給し、前記未知システムの出力信号を帯域分割して複数のサブバンド参照信号を生成し、前記複数のサブバンド参照信号と前記適応フィルタの出力信号との差分をサブバンド誤差信号とし、前記サブバンド誤差信号を最小化するようにLMSアルゴリズムまたはRLSアルゴリズムなどに代表される適応フィルタの係数更新アルゴリズムを用いて前記適応フィルタの係数を更新し、更新された係数を未知システムのインパルス応答とみなす未知システム同定方法において、前記独立の適応フィルタの係数値と前記独立の適応フィルタのタップ数と前記帯域分割した未知システムの出力信号と前記複数のサブバンド入力信号を受けて前記独立の適応フィルタの近似タップ数を計算し、前記独立の適応フィルタの係数値と前記複数のサブバンド入力信号と前記独立の適応フィルタのタップ数を受けて前記独立の適応フィルタの最適タップ数を計算し、前記独立の適応フィルタは、まず最適タップ数初期値で動作し、次に予め定められた第1の時間が経過した後に近似タップ数で動作し、さらに予め定められた第2の時間が経過した後に最適タップ数で動作し、前記独立の適応フィルタ間で1回の操作によって増減するタップ数を各適応フィルタにおいて増減するタップ数の継続的変化によって適応制御することを特徴とする帯域分割適応フィルタによる未知システム同定方法。
IPC (4件):
H04B 3/04 ,  G10L 3/02 301 ,  H03H 21/00 ,  H04R 3/04
FI (4件):
H04B 3/04 A ,  G10L 3/02 301 D ,  H03H 21/00 ,  H04R 3/04

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