特許
J-GLOBAL ID:200903098474634626

センサレスブラシレスモータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大沼 浩司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-100612
公開番号(公開出願番号):特開平7-288992
出願日: 1994年04月13日
公開日(公表日): 1995年10月31日
要約:
【要約】【目的】 差動増幅器の入力電圧に対して三相インバータの直流電源の電圧変動が大きい場合でも誘起電圧の基本波の三倍の高調波検出電圧を大きく安定させ、起動失敗・ロータ逆転・ロータ脱調を回避できること。【構成】 永久磁石回転子1と三相固定子巻線2と三相インバータ3と転流制御回路4と回転位置検出回路5とマイクロコンピュータ6からなる。回転位置検出回路5は、直流電源54a,54bを有しかつ検出用直流電源回路54のグランド54cを有し、一次側素子55と二次側素子56からなる絶縁形信号出力変換回路5cを有する。差動増幅器5bの入力電圧が三相インバータ3の直流電源7の電圧の変動とは無関係になる。差動増幅器5bから出力され一次側素子55に流れる回転位置信号e3 は、二次側素子56よりマイクロコンピュータ6で扱える大きさとなる。
請求項(抜粋):
永久磁石回転子と、三本の固定子巻線がY結線された三相固定子巻線と、直流電源から給電されて転流制御信号によりトランジスタ群を所要にオン・オフ制御して出力線に交流電圧を出力して三相固定子巻線の転流を制御する三相インバータと、前記三相インバータへ転流制御信号を出力する転流制御回路と、前記三相固定子巻線と並列的に三本の抵抗線がY結線されかつ各抵抗線の非中性点側端子が前記三本の固定子巻線の非中性点側端子と接続された三相抵抗器を有するとともに三相固定子巻線の中性点の電位と三相抵抗器の中性点とを入力して電位の偏差から各固定子巻線の誘起電圧を検出して永久磁石回転子の所定回転位置に応じた基本波の三倍の高調波にのみ対応した所要の回転位置信号を出力する差動増幅器を有してなる回転位置検出回路と、前記回転位置検出回路と前記転流制御回路の間に介設されたマイクロコンピュータとを備え、前記マイクロコンピュータは、起動時に二-三相励磁または二相励磁を行うためのインバータ起動時駆動基準信号としまた起動後にインバータ駆動基準信号とする信号群が内部のROMに書き込まれていて、起動時はパターン繰り返し周期を所定短周期になるまで漸次速めていくように前記信号群の全部または一部を前記転流制御回路へ繰り返し出力し、起動後は前記回転位置信号を入力してパターン繰り返し周期を一周期毎に所要に演算して各周期に合わせて前記信号群の全部または一部を繰り返し出力するようになっているセンサレスブラシレスモータにおいて、前記回転位置検出回路は、前記差動増幅器の検出用直流電源回路として直列接続された二つの直流電源を有しかつこれら直流電源間のポイントと前記三相固定子巻線の中性点とが検出用直流電源回路のグランドとして接続されてなるとともに、電気的に絶縁された一次側素子と二次側素子からなり該一次側素子に前記差動増幅器から出力する回転位置信号を流して該二次側素子に誘起する回転位置信号を出力する絶縁形信号出力変換回路を有していることを特徴とするセンサレスブラシレスモータ。
IPC (2件):
H02P 6/18 ,  H02P 6/12
FI (2件):
H02P 6/02 371 T ,  H02P 6/02 371 D
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭62-189993
  • 特開昭61-189185
  • 特開昭60-194782

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