特許
J-GLOBAL ID:200903098567809671

高粘度油の廃油を蒸発させて高粘度油を分離、精製する方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-188774
公開番号(公開出願番号):特開2002-003859
出願日: 2000年06月23日
公開日(公表日): 2002年01月09日
要約:
【要約】【課題】 高粘度油の廃油、原油及びオイルサンドから油分、水分、固形分を効率よく分離して高粘度油を精製し、再利用に供する高粘度油を分離、精製する方法及び装置を提供する。【解決手段】 加熱装置1を用いて高粘度の廃油3、原油及びオイルサンドを、含有する油分、水分の沸点別に加熱、蒸発させて、これらを個別に凝縮槽に導入し凝縮することにより、油分、水分並びにスラッジ等の固形分を高粘度油の廃油から効率よく分離して、高粘度油を精製することができ、これを再利用できるようにすることができる。
請求項(抜粋):
被加熱物3を投入する内部が円筒形状の伝熱面となす加熱槽4と、伝熱手段からの熱を被加熱物3に伝える加熱槽4の円筒形状の内壁面の伝熱面2と、上記加熱槽4の周囲に位置し、上記伝熱面2に熱を伝える伝熱手段と、上記加熱槽4内に於いて重力方向に沿って配設された回転軸5bに取付けられ回転可能に配設されていて、それぞれが平面から見て360度の円周範囲内の長さに定められた複数の基羽根5aから成る回転巻上羽根5とからなる加熱装置1であって、上記回転巻上羽根5の各基羽根5aが、上記被加熱物3を各基羽根5aの一端部18から他端部19に移動させ、この他端部19から巻き上げる長さの平坦面8を有し、この平坦面8の外周端10aと上記伝熱面2との間に各基羽根5aの回転を許容する為のクリアランスUが形成されるように、上記外周端10aが伝熱面2に沿って形成され、上記回転巻上羽根5の各基羽根5aの平坦面8が、その回転方向Rと逆方向に向かって斜め上方に伸びるように形成され、而も複数枚の基羽根5aの内の、一つの基羽根5aの他端部19の高さ位置が、上記回転方向と逆方向に向かって隣りに位置する他の基羽根5aの一端部18の高さ位置より高い位置に位置し、上記被加熱物3を複数枚の各基羽根5a上に載せて巻き上げつつ、遠心力によって伝熱面に押し付けて上記被加熱物3を加熱させるよう構成された加熱装置1を用いた加熱方法に於いて、上記被加熱物3が高粘度油の廃油であって、上記伝熱手段により加熱される伝熱面2を介して上記廃油3を加熱、蒸発させて、上記加熱槽4に切換弁を介して接続される第1凝縮槽24に水蒸気を導入し冷却して水を分離し、次に廃油3の昇温の検知により上記切換弁を切り換えて、高粘度油の沸点まで加熱し発生した加熱蒸気を第2凝縮槽26に導入し冷却して高粘度油を分離、精製するようにしたことを特徴とする高粘度油を分離、精製する方法。
IPC (3件):
C10G 1/00 ,  B01D 1/22 ,  C10G 1/02
FI (3件):
C10G 1/00 A ,  B01D 1/22 D ,  C10G 1/02
Fターム (18件):
4D076AA03 ,  4D076AA13 ,  4D076AA22 ,  4D076BA17 ,  4D076BA19 ,  4D076BC06 ,  4D076CA11 ,  4D076CD16 ,  4D076CD35 ,  4D076DA10 ,  4D076DA25 ,  4D076EA03Y ,  4D076EA08X ,  4D076EA12X ,  4D076EA47 ,  4D076HA03 ,  4D076HA06 ,  4D076JA03

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