特許
J-GLOBAL ID:200903098595556754

冷凍装置用アキュムレータの製造方法およびそれを備えた冷凍装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋元 輝雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-025817
公開番号(公開出願番号):特開平8-197338
出願日: 1995年01月23日
公開日(公表日): 1996年08月06日
要約:
【要約】【目的】 圧縮機の摺動部の摩耗、キャピラリーチューブの詰まり、冷凍能力の低下などの要因となる加工油、酸化スケール、水分、塩素化合物などの異物の発生量や残留量を抑制したアキュムレータの製造方法およびそのアキュムレータを備えた長期に亘り安定して運転できる冷凍装置を開発する。【構成】 絞り工程などで加工油を使用せず、不活性ガスを流しながら絞り加工し、水を用いた冷却を行わず洗浄剤による冷却、洗浄を行い、乾燥もあまり高温で行わず、ろう付による組み立て工程においてはフラックスを用いず、不活性ガスを流しながら行うなどの特定の加工条件を用いてアキュムレータを製造することを特徴とする。
請求項(抜粋):
冷媒を凝縮液化する凝縮器、冷凍回路中の水分を除去するためのドライヤ、キャピラリーチューブ、液化冷媒を蒸発させる蒸発器、冷媒量調節機能を有するアキュムレータおよび蒸発気化した冷媒を圧縮して凝縮器に吐出する圧縮機などを備えた冷凍装置の該アキュムレータを下記の工程により製造することを特徴とする冷凍装置用アキュムレータの製造方法。(A)絞り加工工程:(1)加工油を使用せず穴開け・切削・面取りなどの加工後、フィルタなど所定の部品を内蔵させた管材料を、加工油を使用せず、不活性ガスを流しながら両端を絞り加工してアキュムレータ本体を製造する。(2)加工後、洗浄液を用いて冷却、洗浄する。(3)洗浄後、洗浄液の沸点近傍の温度で十分に乾燥する。(4)乾燥後直ちに不活性ガスによりブローする。(B)付属パイプ類の前処理工程:(1)前記パイプ類を洗浄液を用いて十分に洗浄する。(2)洗浄後、洗浄液の沸点近傍の温度で十分に乾燥する。(3)乾燥後直ちに不活性ガスによりブローする。(C)ろう付によるアキュムレータの製造工程:(1)絞り加工工程(A)で製造したアキュムレータ本体に前処理工程(B)で処理した付属パイプ類を組み合わせ、アキュムレータ本体と付属パイプ類の内部に不活性ガスを流しながらフラックスを使用せずにろう付する。(2)ろう付後、不活性ガスによりブローしながら常温近傍まで冷却する。
IPC (2件):
B23P 15/26 ,  F25B 43/00

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