特許
J-GLOBAL ID:200903098598088654

アクリル酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-293756
公開番号(公開出願番号):特開平11-130722
出願日: 1997年10月27日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】 一つの固定床多管熱交換型反応器を用い二段接触酸化法によりプロピレンからアクリル酸を効率よく製造する方法を提供する。【解決手段】 反応器のシェル側を仕切り板にて上下2つに分割して、それぞれ実質的に独立して熱媒体を循環できるようにし、下記条件等で気相酸化を実施する。(1)各反応管の下部および上部に前段触媒層と後段触媒層とを設け、これらの間に不活性物質を充填して不活性物質層を設ける。(2)不活性物質層の空隙率を40〜99.5%とする。
請求項(抜粋):
固定床式多管熱交換型反応器のシェル側を仕切り板にて上下2つに分割して上方および下方の空間部を設け、これら2つの空間部にはそれぞれ実質的に独立して熱媒体を循環できるようにし、一方反応器の各反応管にはプロピレンを酸化して主としてアクロレインを製造するに適した前段触媒およびアクロレインを酸化してアクリル酸を製造するに適した後段触媒を充填し、プロピレンを前段触媒により気相酸化して主としてアクロレインを生成させ、引続きこのアクロレインを後段触媒により気相酸化してアクリル酸を製造する方法において、この気相酸化を下記条件で実施することを特徴とするアクリル酸の製造方法。(1)各反応管の下部および上部には、それぞれ、前段触媒および後段触媒を充填して前段触媒層と後段触媒層とを設け、またこれら前段触媒層と後段触媒層との間には不活性物質を充填して不活性物質層を設ける。(2)不活性物質層の空隙率を40〜99.5%とする。(3)不活性物質層は、前段触媒層からの反応ガスを後段触媒層に導入するに適した温度まで冷却するに十分な長さとし、しかも前段触媒層の上端部の触媒および後段触媒層の下端部の触媒がともに仕切り板からの熱影響を実質的に受けない位置になるように配置する。(4)プロピレンを含む原料ガスを反応管の下方部から導入し、反応ガスを上昇流として流通させる。
IPC (5件):
C07C 57/055 ,  B01J 23/88 ,  C07C 51/235 ,  C07C 51/25 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 57/055 A ,  B01J 23/88 X ,  C07C 51/235 ,  C07C 51/25 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭54-021966
  • 特開平1-165543

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