特許
J-GLOBAL ID:200903098603046590
電子写真感光体の製造方法、および画像形成装置
発明者:
,
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中島 淳 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-180146
公開番号(公開出願番号):特開平11-024295
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1999年01月29日
要約:
【要約】【課題】 電気的性能に問題を与えることなく、長期にわたり耐摩耗性や耐傷性などの機械的強度を確保し、その間優れた、欠陥のない画質を提供しうる電子写真感光体の製造方法、及び画像形成装置を提供すること。【解決手段】 導電性基体表面に少なくとも電荷発生層と、下記a)〜c)の各工程を経て形成する電荷輸送層とを順次積層して形成する電子写真感光体の製造方法、及びかかる方法により得られた電子写真感光体を有する画像形成装置。a)電荷発生層が既に形成された導電性基体の表面に、特定のトリフェニルアミン化合物と、電荷輸送層の全固形分に対し5〜40重量部の特定のベンジジン化合物と、酸化防止剤と、結着樹脂と、溶媒とからなる塗布液を塗布する工程。b)塗布液が塗布された導電性基体を、加熱乾燥し、塗膜を形成する工程。c)塗膜が形成された導電性基体を特定の冷却速度により徐冷する工程。
請求項(抜粋):
導電性基体表面に少なくとも電荷発生層と電荷輸送層とを順次積層して形成する電子写真感光体の製造方法において、前記電荷輸送層を下記(a)〜(c)の各工程を経て形成することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。(a)電荷発生層が既に形成された導電性基体の表面に、下記一般式(I)で示されるトリフェニルアミン化合物と、下記一般式(II)で示されるベンジジン化合物と、少なくとも1種類の酸化防止剤と、結着樹脂と、溶媒とからなり、かつ前記ベンジジン化合物が電荷輸送層の全固形分に対し5乃至40重量部である塗布液を塗布する工程。【化1】[式中Ar1 およびAr2 はそれぞれアルキル、フェニル、アルコキシ、アルキル基或いはフェニル基で置換されてもよいフェニル基、アルキル基で置換されても良い多環芳香族基、または芳香族性複素環基を表す。]【化2】[式中、R1 およびR1 ’は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基を表し、R2 、R2 ’、R3 およびR3 ’は同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基または置換アミノ基を表しmおよびnはそれぞれ1または2を示す。](b)前記(a)の工程により塗布液が表面に塗布された導電性基体を、その表面温度が135°C乃至160°Cになるように加熱乾燥機にて加熱乾燥し、塗膜を形成する工程。(c)前記(a)および(b)の工程により塗膜が表面に形成された導電性基体を加熱乾燥機から取り出し、加熱乾燥機からの取り出し後3.5分までの前記塗膜の表面温度T(°C)の推移が、下記関数式(1)で表される温度Tmin.(°C)を下限値、下記関数式(2)で表される温度Tmax.(°C)を上限値とする範囲となるように冷却する工程。・関数式(1)Tmin.(°C)=135-57.4t+11.5t2 -0.8t3・関数式(2)Tmax.(°C)=160-20.7t+1.5t2 -0.04t3[式中、tは塗膜が表面に形成された導電性基体を加熱乾燥機から取り出してからの経過時間(分)]
IPC (5件):
G03G 5/06 312
, G03G 5/00 101
, G03G 5/05 101
, G03G 5/05 102
, G03G 5/05 104
FI (5件):
G03G 5/06 312
, G03G 5/00 101
, G03G 5/05 101
, G03G 5/05 102
, G03G 5/05 104 B
前のページに戻る