特許
J-GLOBAL ID:200903098611886140

流体封入式能動的マウント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笠井 美孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-262840
公開番号(公開出願番号):特開2001-082532
出願日: 1999年09月17日
公開日(公表日): 2001年03月27日
要約:
【要約】【課題】 コイルへの通電によってヨーク部材に生ぜしめられる磁力を加振部材に及ぼして、加振部材をヨーク部材に対して軸方向に相対駆動せしめるようにした電磁式加振器を用いてアクチュエータを構成した流体封入式能動的マウントにおいて、初期荷重が及ぼされる装着状態下でも目的とする能動的防振効果が有効に且つ安定して発揮されるようにすること。【解決手段】 流体封入式能動的マウント10に用いられる電磁式加振器14において、コイル64への通電によって磁路を形成するヨーク部材58における磁極部66と、それに対向位置する加振部材74の磁力作用部100とを、軸直角方向に相互にずらせて軸方向で傾斜して対向位置せしめた。
請求項(抜粋):
防振連結される部材にそれぞれ取り付けられる第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結すると共に、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入された流体室を形成する一方、該流体室の壁部の別の一部を変位可能な可動壁で構成すると共に、該可動壁を加振駆動するアクチュエータを設けた流体封入式能動的マウントにおいて、磁性材からなるヨーク部材に対して軸方向一方の側に開口する環状凹溝を設けて該環状凹溝にコイルを収容配置することにより、該コイルへの通電によって該コイルの周囲に磁路が形成されるようにすると共に、該ヨーク部材における環状凹溝の開口部の内周側壁部と外周側壁部にそれぞれ該磁路の両磁極を設定する一方、磁性材からなる加振部材を、前記ヨーク部材における環状凹溝の開口部側に離間して軸方向で対向位置せしめて、前記コイルへの通電により該加振部材に磁力を及ぼして、それら加振部材とヨーク部材の間に軸方向の加振力を及ぼすようにした電磁式加振器を用い、前記ヨーク部材を前記第二の取付け部材によって固定支持せしめると共に、前記加振部材を前記可動壁に固定的に設けることにより、該可動壁に加振力を及ぼす前記アクチュエータを構成し、更に、かかるアクチュエータにおける前記ヨーク部材の磁極が設定された前記環状凹溝の開口部の内周側壁部および外周側壁部の少なくとも一方と、それに最も接近して位置せしめられる前記加振部材の内周部分及び/又は外周部分とを、軸方向で直接に対向位置せしめる一方、かかるヨーク部材における内周側壁部および外周側壁部の少なくとも他方の角部と、それに最も接近して位置せしめられる前記加振部材の内周部分及び/又は外周部分の角部とを、軸直角方向にずらせて軸方向で傾斜して対向位置せしめたことを特徴とする流体封入式能動的マウント。
IPC (4件):
F16F 13/10 ,  B06B 1/04 ,  B60K 5/12 ,  F16F 13/26
FI (4件):
F16F 13/00 620 D ,  B06B 1/04 Z ,  B60K 5/12 F ,  F16F 13/00 630 C
Fターム (10件):
3D035CA05 ,  3J047AA03 ,  3J047CA02 ,  3J047CB10 ,  3J047FA02 ,  5D107AA16 ,  5D107BB20 ,  5D107CC09 ,  5D107EE06 ,  5D107FF10
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 防振マウント装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-198137   出願人:本田技研工業株式会社
  • 特開昭48-032260
審査官引用 (2件)
  • 防振マウント装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-198137   出願人:本田技研工業株式会社
  • 特開昭48-032260

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