特許
J-GLOBAL ID:200903098647386534

金属製締結部材およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 深見 久郎 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-311389
公開番号(公開出願番号):特開平11-241713
出願日: 1998年10月30日
公開日(公表日): 1999年09月07日
要約:
【要約】【課題】 かしめ固定状態での固着対象物に対する固着強度を損なうことなく、製品の用済み後において、固着対象物から容易に分離可能な、かしめ予定部を備えたTナットを提供する。【解決手段】 一体の金属材料からなる、軸部32および該軸部の第1の端部から外方へ張出すフランジ部33を備え、軸部32は、第1の端部とは逆の第2の端部においてかしめが予定された比較的薄肉の部分34を含み、かつ、かしめが予定された部分34を除く内周面には雌ねじ36が形成され、軸部32の外周面またはかしめが予定された部分34の内周面に、部分的に軸部32の肉厚が薄くなるように円環状に設けられた環状溝50を有する。この環状溝50において軸部32の肉厚が薄くなるため、固着対象物からの取り外し作業において、その部分で破断させて上下に分割することにより、容易に固着対象物から分離することができ、リサイクルのための回収作業の効率化が図られる。
請求項(抜粋):
筒条の軸部および該軸部の第1の端部から外方へ張出すフランジ部を備え、前記軸部は、前記第1の端部とは逆の第2の端部においてかしめが予定されたかしめ予定部と、該かしめ予定部に連続し前記第2の端部側に延びる軸本体部とを有する、一体の金属材料からなる金属製締結部材であって、前記かしめ予定部のかしめにより折り曲げられる領域よりも前記フランジ部側の、前記軸部の周をなす略環状の領域内に、被固着対象部材へのかしめ固定状態にある使用状態において作用する軸方向力に対しては破断しない強度を保持するとともに、軸方向に所定の大きさ以上の引っ張り力を作用させることにより破断して、前記軸部を2つに分離することを可能にする、前記軸部の肉厚を部分的に薄くした薄肉部を設けた、金属製締結部材。
FI (2件):
F16B 37/04 C ,  F16B 37/04 E

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