特許
J-GLOBAL ID:200903098665751703

大谷石で造られた構築物の補修方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大沢 國雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-172358
公開番号(公開出願番号):特開2001-003575
出願日: 1999年06月18日
公開日(公表日): 2001年01月09日
要約:
【要約】【課題】大谷石造りの塀、門柱、擁壁等の構築物の風化、破損部分を補修する従来の方法は、補強、風化に対する根本的な対策が為されていなかった。このため、多額の費用をかけて構築物全体を新たに造り直すこともあった。【解決手段】例えば、大谷石造りの塀の場合、先ず、大谷石の風化、破損部分を除去する。その際、古くなった目地も除去する。洗浄、乾燥後、目地部の所定箇所にコーキング剤を注入して大谷石を固定する。風化、破損部分が除去された箇所の表面に、接着剤を散布し、セメントモルタルを塗り込んで大谷石の原形に復元する。目地部に目地セメントを塗り込んだ後、目地部を覆い、大谷石の粉を接着剤と混合、着色して、塀全体の大谷石の表面に吹き付け、乾燥後、吸水防止剤をこの上に吹き付け塗布する。これによって補強、風化防止対策が万全となり、塀全体に施工するため、色むらもなく、新品同様の塀を再生することができる。
請求項(抜粋):
(イ)大谷石の風化、破損部分を取り除くと共に古い目地を取り除き、(ロ)高圧ホースを用いて破砕粉末や削り屑を洗浄し、乾燥させ、(ハ)上記(イ)の工程で除去された目地部の所定箇所に、コーキング剤を注入、浸透させ、(ニ)風化、破損部分の除去された箇所の表面には、モルタル接着剤を散布し、(ホ)上記モルタル接着剤を散布した表面に、セメントモルタルを塗り込んで大谷石の原形に復元し、(へ)目地部に目地セメントを塗り込んで目地切りし、(ト)乾燥後、粘着テープで目地を覆い、(チ)大谷石の粉を接着剤と混合し、着色して、復元箇所を含む全ての大谷石の表面に吹き付け散塗し、(リ)乾燥後、上記吹き付け散塗された大谷石の表面に、吸水防止剤を吹き付け散塗する。以上の(イ)から(リ)の工程を少なくとも有することを特徴とする大谷石で造られた塀、門柱、擁壁等の構築物の補修方法。
IPC (2件):
E04G 23/02 ,  B28D 1/00
FI (2件):
E04G 23/02 A ,  B28D 1/00
Fターム (8件):
2E176AA00 ,  2E176BB01 ,  2E176BB03 ,  2E176BB13 ,  2E176BB15 ,  2E176BB36 ,  3C069AA06 ,  3C069CA01

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