特許
J-GLOBAL ID:200903098668552841
核酸の非特異的増幅法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
川口 義雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-533589
公開番号(公開出願番号):特表2002-505087
出願日: 1999年01月21日
公開日(公表日): 2002年02月19日
要約:
【要約】本発明は、RNAの複数コピーを、非特異的な方法で、mRNAのプールから生成するための方法に関する。このような方法は、任意の細胞タイプないしは特定の条件下の細胞における発現の差違をスクリーニングする技術においてはとくに重要なものである。本発明は、非選択ポリA mRNA標識と、増幅方法、すなわち、cDNA合成を包含していない方法とを提供する。本発明は、ポリA+mRNAのプールを含む核酸含有開始物質から開始し、非特異的に複数RNAコピーを合成することによってRNAを増幅する方法に関する。本方法においては、開始物質が、オリゴ-dT、RNAポリメラーゼにより認識されるプロモーターの配列、オリゴ-dT配列とプロモーターの配列の間に位置する転写開始領域から成るオリゴヌクレオチドと接触し、またさらに、逆転写酵素活性を有する酵素、RNaseH活性を有する酵素、RNAポリメラーゼ活性を有する酵素、必要とされるヌクレオチドと接触し、得られる反応混合液が酵素反応に十分な時間、適当な条件下で維持されることを特徴とする。本発明の1つの好適な方法では、作製された生成RNAコピーは、RNAリガーゼ、RNAポリメラーゼにより認識することができる二本鎖DNAプロモーター配列から成る二本鎖核酸複合体、必要とされるヌクレオチドと接触する。その結果得られる反応混合液は実施される増幅に対して十分な時間、適当な条件下で維持される。
請求項(抜粋):
mRNAのプールを含む核酸含有開始物質から開始する複数のRNAコピーを、非特異的な方法で、作製するための方法であって、各mRNAがポリ-Aテイルを含み、前記物質が、 オリゴ-dT配列、RNAポリメラーゼにより認識されるプロモーターの配列およびオリゴ-dT配列とプロモーターの配列の間に位置している転写開始領域から成るオリゴヌクレオチドと、 逆転写酵素活性を有する酵素と、 RNaseH活性を有する酵素と、 RNAポリメラーゼ活性を有する酵素と、 必要とされるヌクレオチド、 と同時に接触し、その結果得られる反応混合液が酵素反応が起きるのに十分な時間、適当な条件下で維持されることを特徴とする前記方法。
IPC (2件):
FI (2件):
C12Q 1/68 Z
, C12N 15/00 A
Fターム (19件):
4B024AA11
, 4B024AA20
, 4B024CA11
, 4B024CA12
, 4B024FA01
, 4B024FA02
, 4B024HA13
, 4B024HA14
, 4B063QA01
, 4B063QQ52
, 4B063QQ53
, 4B063QR08
, 4B063QR36
, 4B063QR55
, 4B063QR84
, 4B063QS25
, 4B063QS32
, 4B063QS34
, 4B063QX07
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