特許
J-GLOBAL ID:200903098699848951

消炎、鎮痛および抗血栓活性を有するニトロ化合物およびそれらの組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野河 信太郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-528615
公開番号(公開出願番号):特表平9-512798
出願日: 1995年04月04日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】消炎、鎮痛、抗血栓活性を有し、一般式(式中、A=R(COXu)t(tは0または1、uは0または1)、X=O、NH、NR1C(R1Cは1〜10の炭素原子を有する線状または分枝状アルキル)、Rは(Ia)(R1はアセトキシ、好ましくはCOに対してn-オルト位、R2は水素)、またはアセチルサリルサリチル酸の誘導体、及びX1は-YO-(YはC1〜20のアルキレン、C5〜7のシクロアルキレン、オキシアルキル誘導体及びオキシメチルベンジル誘導体))である新規な化合物及びそれらの組成物。
請求項(抜粋):
一般式 A-X1-NO2の化合物又はそれらの塩、又はそれらの組成物、 式中、A=R(COXu)t(tは0または1、uは0または1)、 X=O、NH、NR1C(R1Cは1〜10の炭素原子を有する線状または分枝状アルキル) Rは次の基から選択される-グループI)、t=1,u=1であり、 式中、R1はOCOR3基(R3はメチル、エチルまたは線状もしくは分枝状C3〜C5アルキル、またはO、NおよびSから独立に選択された1以上の異原子を含有し、芳香性で部分的もしくは全体にハロゲン化されていてもよい5または6の原子を有する単環のヘテロ環残基、 R2は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、1〜4の炭素原子を有する線状または可能なとき分枝状アルキル、1〜4の炭素原子を有する線状または可能なとき分枝状アルコキシ、1〜4の炭素原子を有する線状または可能なとき分枝状パーフルオロアルキル(たとえばトリフロロメチル)、ニトロ、アミノ、モノもしくはジ(C1-4)アルキルアミノ; R1とR2とはジオキシメチレン基であり、ただしX=NHのときX1はエチレンでR2はH;R1は2の位置におけるOCOR3(R3はメチルのとき)ではありえず;nIは0または1である、-グループII)、t=1,u=1であり、 式中、RII5は水素またはC1〜C3の線状または可能なとき分枝状アルキル、RII6はRII5と同一意味かまたはRII5がHのとき、ベンジルであってもよく、 RII1、RII2、RII3はそれぞれ水素、線状または可能なとき分枝状のC1〜C6アルキルまたはC1〜C6アルコキシ、またはCl、F、Br; RII4はRII1またはブロムであり、-グループIII)、t=1、u=1、Rがであり、 式中、R2aとR3aは水素、線状または可能なとき分枝状、置換もしくは非置換C1〜C12アルキル、アリルであり、ただし2つの基の1つがアリルのとき、他はH;好ましくはR2aがHまたはC1〜C4のアルキルでR3aが水素であり、 R1aは次のものから選択され、IIID)は次の化合物であり、 式中、定義は以下の通りであり、-式(IV)の化合物、すなわちプロフェンの残基において、 RIII1は水素またはSRIII3(RIII3はC1〜4の線状または可能なとき分枝状アルキル、 RIII2水素またはヒドロキシであり、 RIII1とRIII2が水素、R3aが水素、R2aがメチルX=0である化合物が好ましい;-式(XXI)の化合物、すなわちカルプロフィンの残基において、 RXX10は水素、C1〜C6の線状または可能なとき分枝状アルキル、C1〜C6に結合したC1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6カルボキシアルキル、C1〜C6アルカノイル、これらは任意にハロゲン、ベンジルもしくはハロベンジル、ベンゾイルもしくはハロベンゾイルで置換されていてもよく; RXXiは水素、ハロゲン、ヒドロキシ、CN、任意にOH基を有するC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、アセチル、ベンゾイルオキシ、SRXX12(RXX12はC1〜C6アルキル)、C1〜C3のパーフロロアルキル、任意にOH基を有するC1〜C6カルボキシアルキル、NO2、アミノ、スルファモイル、C1〜C6のアルキルを有するジアルキルフルファモイル、またはC1〜C3のアルキルを有するジフロロアルキルスルフォニル; RXXi1はハロゲン、CN、1以上のOH基を有するC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、アセチル、アセトアミド、ベンジルオキシ,SR3(上記定義と同一意味)、C1〜C3のパーフロロアルキル、ヒドロキシ、C1〜C6のカルボキシアルキル、ニトロ、アミノ、C1〜C6のアルキルを有するモノまたはジアルキルアミノ、スルファモイル、C1〜C6のアルキルを有するジアルキルスルファモイル、または上記したごときジフルオロアルキルスルファモイル;または RXXiはRXXi1とともにC1〜C6のアルキレンジオキシ基であり、 RXX10が水素、結合ブリッジが2位であり、RXXiが水素、RXXi1がクロルで窒素に対してパラ位であり、 R3aが水素、R2aがメチル、X=0である化合物が好ましく、-式(XXXV)の化合物、すなわちチアプロフェン酸の残基において、 Arはフェニル、任意に1以上のハロゲンで置換されたヒドロキシフェニル、C1〜C6のアルカノイル及びアルコキシ、C1〜C6(好ましくはC1〜C3)のトリアルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ペテロアリール(好ましくはチエニル、任意にOHを有するフリール、ピリジール)であり、 好ましい(XXXV)化合物は、Arがフェニル、R3aが水素、R2aがメチル、Xが0である化合物であり、-式(II)の化合物、すなわちスプロフェンの残基において、 R3aが水素、R2aがメチル、Xが0、又はその均等物、-式(VI)の化合物、すなわちインドプロフェンの残基において、 R2aがCH3、Xが0、およびその均等物、-式(VIII)の化合物、すなわちエトドラックの残基において、 R2aとR3aが水素、Xが0、及びその均等物、-式(VII)の化合物、すなわちフェノプロフェンの残基において、 R3a=X、R2a=CH3、X=0、およびその均等物、-式(III)の化合物、すなわちフェンブフェンにおいて、 R2a=R3a=H、X=O、およびその均等物、-式(IX)の化合物、すなわちフルビプロフェンにおいて、 R3aがH、R2aがCH3、Xが0であり、-式(X)の化合物、すなわちトルミチンの残基において、 R2a=R3a=Hで、X=O又はその均等物、--CH(CH3)-COOHを含有するとき、式IIIa)はプラノフェン残基、すなわちα-メチル-5H-〔1〕ベンゾピラノ-〔2,3b〕-ピリジン-7-酢酸であり、 好ましい化合物は、R2a=H、R3a=CH3、u=1、X=0であり、--CH(CH3)-COOHを含有するとき、化合物(XXX)はベルモプロフェン残基、すなわちジベンゾ〔b,f〕オキセピン-2-酢酸であり、 好ましい化合物はu=1、X=0、R2a=H、R3a=CH3であり、-化合物(XXXI)はCS-670、すなわち基が-CH(CH3)-COOHのとき2-〔4-(2-オキソ-1-シクロヘキシリデンメチル)フェニル〕プロピオン酸であり、好ましい化合物はR2a=H、R3a=CH3、u=1、X=0であり、-化合物(XXXII)は、-CH2-COOH基を有するペメドラックから誘導され、好ましい化合物はR2a=R3a=H、u=1、X=Oであり、-化合物(XXXIII)は-CH2-COOHで飽和されているときプラゾラック残基、すなわち4-(4-クロロフェニル)-1-(4-フロロフェニル)-3-ピラゾイル酸誘導体であり、好ましい化合物はR2a=R3a=H、u=1、X=0であり、--CH(CH3)-COO-で飽和されているときの化合物(XXXVI)は、ザルトプロフェン残基であり、残基がヒドロキシまたはアミノ基で飽和されているときまたは酸の塩であるときジベンゾチエピン誘導体であり、好ましい化合物はR2a=H、R3a=CH3、u=1、X=0であり、-残基が-CH2-COOHのとき、化合物(XXXVII)はモフェゾラック、すなわち3-4-ジ(p-メトキシフェニル)イソキサゾール-5-酢酸から誘導され、好ましい化合物はR2a=R3=H、u=1、X=0であり、-グループIV)、t=1、u=1、及びRが次式のもの、(式中、RIvdとRIvd1は少なくとも一方がHであり、他方が線状または可能なときC1〜C6分枝状アルキル(好ましくはC1及びC2)、またはC1〜C6(C1が好ましい)のアルキルを有するジフロロアルキル、またはRIvdとRIvd1は共にエチレン基を形成し、 RIvは以下の意味であり、(式中、グループ(IV)の化合物は以下の意味を有し、 式(II)の化合物において、-Riv-i1はC1〜C6アルキル、C3〜C7のシクロアルキル、C1〜C7のアルコキシメチル、C1〜C3のトリフロロアルキル、ビニル、エチニル、ハロゲン、C1〜C6のアルコキシ、C1〜C6のアルキル基を有するジフロロアルコキシ、C1〜C7を有するアルコキシメチルオキシ、C1〜C7のアルキルを有するアルキルチオメチルオキシ、C1〜C7のアルキル基を有するアルキルメチルチオ、シアノ、ジフロロメチルチオ、C1〜C8のアルキル基で置換されたフェニルまたはエニルアルキル;好ましくはRiv-iiは-CH3O、RIvdはH、RIvd1はCH3でナプロフェンの残基(X=NH又はO、X1が-(CH2-CH2-O)2)であり、-式(X)の化合物において、ロキソプロフェンの残基又はその均等物、好ましくは、RIvdがH、RIvd1がCH3、XがNH又はO,X1が(CH2-CH2-O)2である化合物であり、-式(III)の化合物において、Riv-iiiが可能なとき分枝状でもよいC2〜C5アルキル、C2とC3のアルキルオキシ、アリルオキシ、フェノオキシ、フェニルチオ、C5〜C7のシクロアルキル(C1〜C2のアルキルで1位に置換していてもよい);好ましくは、式Riv-iiiが RIvdが水素でRIvd1がメチルである化合物であり、イブプロフェン(X=NH又はO、X1=CH2-CH2-O)2の残基であり、-グループ(V)クラスVE) グループ(V)において、化合物は次の意味を有し、-式(II)の化合物において、RviiはHまたは線状または可能なとき分枝状C1〜C4のアルキル、Rvii-1はRviiまたはC1〜C4の線状または可能なとき分枝状アルコキシ;Cl、F、Brで、Rvii-1の位置はo-,m-又はp-であり、好ましいのは、ケトロラックの残基(RviiおよびRvii-1はH、A=R、t=0であり、-式(V)の化合物において、A=Rおよびt=0であり、テニタップの残基又はその均等物であり、-式(VII)の化合物において、AがRCO、t=1、u=0またはAがR、t=0であり、テノキシカムの残基又はその均等物であり、-式(IX)の化合物において、A=R、t=0またはA=RCOでt=1でu=0であり、ピロキシカムの残基又はその均等物であり、-式(III)の化合物において、A=RCOO、t=1、u=0または1、またはt=0でA=Rであり、ナブメトンの残基又はその均等物、-式(IV)の化合物において、A=RCOO、t=1、u=1であり、インドメタシンの残基又はその均等物、-式(X)の化合物、すなわちメロキシカムの残基であり、好ましい化合物はt=0のものであり、-残基(XI)、末端が-COOC2H5のときアミピロキシカムであり、好ましい化合物はu=1でX=0またはt=0であり、-CH2COO-で飽和されているとき残基(XII)はブロムフェナックであり、好ましい化合物はu=1、X=0でR2a=R3a=H、またはt=0であり、-原子価がHで飽和されているとき残基(XIII)はロルノキシカムから誘導され、好ましい化合物はt=0であり、 式A-X1-NO2におけるX1は、二価の結合ブリッジで次のものから選択され、 -YO-(Yは-C1〜C20(好ましはC2〜C5)の線状または可能なとき分枝状のアルキレン、ただしRは クラスIbとIcを除くグループI)の基、 クラスIIb)を除くグループIIの基、 クラスIIId)を除くグループIIIの基、 グループIV)の基、X)を除き式(III)と(IV)の化合物に対して-(CH2)4を含むグループV)の基のとき、この結合ブリッジが除外され、または-任意に置換されたC5〜C7のシクロアルキレン(式中n3は0または1ないし3の整数)(式中nf’は1〜6、好ましくは2〜4の整数)(式中Rif=HまたはCH3、nfは1〜6(好ましくは2〜4の整数))である。
IPC (36件):
C07C203/04 ,  A61K 31/215 ,  A61K 31/24 ,  A61K 31/35 ACB ,  A61K 31/38 ,  A61K 31/40 ABE ,  A61K 31/415 ,  A61K 31/42 ADZ ,  A61K 31/425 AED ,  A61K 31/44 AAH ,  A61K 31/54 ABR ,  C07C205/41 ,  C07C205/45 ,  C07C211/54 ,  C07C211/56 ,  C07C225/22 ,  C07C229/40 ,  C07C233/16 ,  C07C245/08 ,  C07C323/62 ,  C07D213/74 ,  C07D213/75 ,  C07D213/76 ,  C07D231/12 ,  C07D261/08 ,  C07D313/14 ,  C07D333/22 ,  C07D409/06 209 ,  C07D417/12 213 ,  C07D417/12 277 ,  C07D487/04 137 ,  C07D491/052 ,  C07D513/04 371 ,  C07D207/08 ,  C07D209/46 ,  C07D337/14
FI (36件):
C07C203/04 ,  A61K 31/215 ,  A61K 31/24 ,  A61K 31/35 ACB ,  A61K 31/38 ,  A61K 31/40 ABE ,  A61K 31/415 ,  A61K 31/42 ADZ ,  A61K 31/425 AED ,  A61K 31/44 AAH ,  A61K 31/54 ABR ,  C07C205/41 ,  C07C205/45 ,  C07C211/54 ,  C07C211/56 ,  C07C225/22 ,  C07C229/40 ,  C07C233/16 ,  C07C245/08 ,  C07C323/62 ,  C07D213/74 ,  C07D213/75 ,  C07D213/76 ,  C07D231/12 C ,  C07D261/08 ,  C07D313/14 ,  C07D333/22 ,  C07D409/06 209 ,  C07D417/12 213 ,  C07D417/12 277 ,  C07D487/04 137 ,  C07D491/052 ,  C07D513/04 371 ,  C07D207/08 ,  C07D209/46 ,  C07D337/14
引用特許:
審査官引用 (8件)
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