特許
J-GLOBAL ID:200903098720603905

電力変換装置のスナバエネルギー回収回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-048620
公開番号(公開出願番号):特開平7-031158
出願日: 1994年03月18日
公開日(公表日): 1995年01月31日
要約:
【要約】【目的】電力変換装置の動作時にスナバ回路が吸収したエネルギーを電源へ回生する際のスナバ回路電圧を抑制すると共に回路の発生損失を低減して、低耐圧の半導体スイッチの使用と放熱装置の簡素化を可能にすることにある。1【構成】電圧クランプ回路をスナバコンデンサに並列に接続し、スナバコンデンサ電圧がクランプコンデンサ電圧を越えようとするとクランプコンデンサが導通してエネルギーがクランプコンデンサへ流入し、スナバコンデンサ電圧の上昇を抑制するので、このスナバコンデンサを並列接続している半導体スイッチの耐圧値を低く抑制できる。また、スナバコンデンサとクランプコンデンサに蓄積したエネルギーは半導体スイッチのオン・オフ動作に伴って電源側へ回生して、エネルギーの無駄な消費を抑制する。電源側への回生の際にセンタタップ式リアクトルを使用すればダイオードでの発生損失を抑制できる。或いは前記電圧クランプ回路と半導体スイッチとを並列接続にすれば、更にダイオードでの発生損失を低減できる。
請求項(抜粋):
スナバコンデンサとスナバダイオードとの直列回路で構成しているスナバを並列に接続した半導体スイッチの複数を直列に接続して直流電源の正負極間に接続し、前記半導体スイッチのオン・オフ動作で電力変換を行う電力変換装置における前記スナバダイオードのそれぞれに、補助ダイオードと補助リアクトルと補助コンデンサとの直列接続で構成しているエネルギー吸収回路を別個に並列接続し、前記直流電源の正極側に属している前記エネルギー吸収回路の任意の接続箇所と前記直流電源の負極側との間に、第1の回生ダイオードと第1の回生リアクトルとの直列接続で構成した第1エネルギー回収回路を接続し、且つ前記直流電源の負極側に属している前記エネルギー吸収回路の任意の接続箇所と前記直流電源の正極側との間に、第2の回生ダイオードと第2の回生リアクトルとの直列接続で構成した第2エネルギー回収回路を接続している電力変換装置のスナバエネルギー回収回路において、クランプコンデンサとクランプダイオードとの直列接続で構成した電圧クランプ回路を前記各スナバコンデンサに別個に並列接続し、前記直流電源の正極側に属している前記電圧クランプ回路のクランプコンデンサと前記直流電源の負極側との間に、第3の回生ダイオードと第3の回生リアクトルとの直列接続で構成した第3エネルギー回収回路を接続し、且つ前記直流電源の負極側に属している前記電圧クランプ回路のクランプコンデンサと前記直流電源の正極側との間に、第4の回生ダイオードと第4の回生リアクトルとの直列接続で構成した第4エネルギー回収回路を接続することを特徴とする電力変換装置のスナバエネルギー回収回路。
IPC (2件):
H02M 7/48 ,  H02M 1/00

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