特許
J-GLOBAL ID:200903098744594214
植物バイオマスの利用方法及びこの方法の実施のためのスクリュープレス
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
藤井 紘一 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-539990
公開番号(公開出願番号):特表2001-514526
出願日: 1998年03月09日
公開日(公表日): 2001年09月11日
要約:
【要約】天然の含水状態の農業収穫物のバイオマスをスクリュープレスでの処理のために粉砕する。固形物希薄相の分離のために圧縮した後残る固形物濃厚相を過圧蒸気で処理する。次に圧力を緩和し、蒸気相を分離し、固形物濃厚相を冷却する。この相で酵素の作用及び/又は微生物発酵により物質の分解が行われ、ガス状相が分離される。残る混合物で固形物希薄相と固形物濃厚相が分離される。分離されたすべての相は、好ましくはエタノール、タンパク質濃縮物及び繊維のために利用され又はプロセスへ返送される。本方法の連続的実施のためのスクリュープレス(200)は、軸方向に順次配列された隔室区域(201・・・204)と、スクリュー(206・・・211)が配設された共通の一体軸(205)とを包含する。隔室区域は圧縮された材料の栓状物により互いに封止される。隔室区域に沿って材料送りの逆方向に水性流体相の返送(215・・・217)が行われる。独自のスクリュー(219)を有する補助隔室区域(218)が2つの部分区域(203・・・204)を互いに連絡し、材料送りループ(220・・・221)をその間に形成することができる。
請求項(抜粋):
おおむね天然の含水状態の農業収穫物のバイオマスの利用方法において、順次続くプロセス段階即ち(a)スクリュープレスでの処理に適した粉砕した形のバイオマスの準備(b)プロセス段階(a)の準備されたバイオマスの圧縮及び圧縮されたバイオマスのそれぞれ固形物希薄相及び固形物濃厚相への分離並びに固形物希薄相の利用に関連するこの相の抽出(c)プロセス段階(b)の固形物濃厚相の過圧蒸気処理(d)プロセス段階(c)で生成された過圧の緩和及びプロセス段階(c)の蒸気処理相のそれぞれ蒸気相及び固形物濃厚相への分離並びに蒸気相の利用に関連するこの相の抽出(e)プロセス段階(d)の固形物濃厚相の冷却及びその際回収される熱の利用(f)プロセス段階(e)の冷却相の物質の酵素の作用及び/又は微生物発酵による分解及び分解処理相のそれぞれガス状相と流動性混合物相への分離並びにガス状相の利用に関連するこの相の抽出(g)プロセス段階(f)の流動性混合物相のそれぞれ固形物希薄相及び固形物濃厚相への分離並びに固形物濃厚相の利用に関連するこの相の抽出(h)プロセス段階(b)及び(g)の少なくとも1つの固形物希薄相の利用の組合わせを特徴とする方法。
IPC (2件):
FI (2件):
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