特許
J-GLOBAL ID:200903098820422452

熱記録装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-289969
公開番号(公開出願番号):特開平8-142374
出願日: 1994年11月24日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】ラッチなしタイプで、かつシフトレジスタを複数有する熱記録ヘッドを使用し、1ライン分の記録データを用いた複数回の記録動作により1ラインの記録を行う場合におけるDMAによるバス占有率を低減することを可能とする。【構成】熱記録ヘッド13がシフトレジスタを2つ有し、また1ライン分の記録データを用いた2回の記録動作により1ラインの記録を行うとしたとき、CPU1およびTPH制御部8は、1ライン分の記録データを[前半分→後半分→転送休止→前半分]なる順序で、また次の1ライン分の記録データを[後半分→前半分→転送休止→後半分]なる順序でそれぞれ熱記録ヘッド13のシフトレジスタに転送する。そしてTPH制御部8は、上記記録データの転送順序と同じ順序で熱記録ヘッド13の発熱抵抗体を駆動する。ただし、転送休止の期間に関しては、その前に転送された記録データを用いて2度連続で発熱抵抗体を駆動する。
請求項(抜粋):
主走査方向に沿って配置してなる多数の発熱素子と、この多数の発熱素子をその配列方向の端部から配列順に複数にブロック分けして設定された複数のブロックにそれぞれに対応して設けられ、各ブロックに含まれる発熱素子のそれぞれに対応する記録データを記憶可能な記憶手段とを有した熱記録ヘッドを有し、所定ピッチずつの副走査を行いながら、この熱記録ヘッドにより1ライン分の記録データに基づいてn度の記録動作を行うことにより1ラインの記録を行う熱記録装置において、1ラインのn度の記録動作のうちの奇数番目の記録動作と偶数番目の記録動作とで互いに逆であり、かつn番目の記録動作とその次のラインの1番目の記録動作とで互いに同じである所定の転送順序で前記記憶手段のそれぞれへの記録データの転送を行うものであり、各ラインのn度の記録動作中において奇数番目の記録動作から偶数番目の記録動作に移行する際には奇数番目の記録動作において転送順序が最後となる記憶手段に記録データを転送するとともに当該記憶手段への偶数番目の記録動作における記録データの転送を行わず、また各ラインのn度の記録動作中において偶数番目の記録動作から奇数番目の記録動作に移行する際には偶数番目の記録動作において転送順序が最後となる記憶手段に記録データを転送するとともに当該記憶手段への奇数番目の記録動作における記録データの転送を行わないデータ転送手段と、このデータ転送手段により記録データが転送される順序でその転送される記録データに基づいて対応するブロックに含まれる発熱素子を駆動するものであり、各ラインのn度の記録動作中において奇数番目の記録動作から偶数番目の記録動作に移行する際には奇数番目の記録動作において転送順序が最後となる記憶手段に転送された記録データに基づいて奇数番目の記録動作および偶数番目の記録動作をともに行うべく前記発熱素子を駆動し、また各ラインのn度の記録動作中において偶数番目の記録動作から奇数番目の記録動作に移行する際には偶数番目の記録動作において転送順序が最後となる記憶手段に転送された記録データに基づいて偶数番目の記録動作および奇数番目の記録動作をともに行うべく前記発熱素子を駆動する駆動手段とを具備したことを特徴とする熱記録装置。

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