特許
J-GLOBAL ID:200903098830439337

電子写真感光体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 数彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-186742
公開番号(公開出願番号):特開平7-020646
出願日: 1993年06月30日
公開日(公表日): 1995年01月24日
要約:
【要約】【目的】容易な操作により、製造条件の変更に対する溶媒蒸気の濃度制御を行うことが出来、これにより、感光塗膜特性が優れた電子写真感光体を工業的に有利に製造し得る電子写真感光体の製造方法を提供する。【構成】感光体材料の塗布液を収容した容器と感光基体とを相対移動させて感光基体を塗布液中に浸漬させたのち引き上げ、次いで、周囲がカバーでシールされた空間内に感光基体を静止させて自然乾燥することにより、感光基体の表面に感光塗膜を形成する電子写真感光体の製造方法において、感光基体に塗布されてシールド空間内に持ち込まれる溶媒の量から算出できる発生蒸気高さとシールド高さとが特定の実験式を満足する様に、シールド高さ及び/又はシールド空間の断面積を制御して感光基体の自然乾燥を行う。
請求項(抜粋):
感光体材料の塗布液を収容した容器と感光基体とを相対移動させて感光基体を塗布液中に浸漬させたのち引き上げ、次いで、周囲がカバーでシールされた空間内に感光基体を静止させて自然乾燥することにより、感光基体の表面に感光塗膜を形成する電子写真感光体の製造方法において、シールド高さをH(cm)、引き上げられた感光基体(3)の上端位置の高さをL(cm)、湿潤膜厚を(D)(μm)、乾燥膜厚を(d)(μm)、塗布総面積を(A)(cm<SP>2 </SP>)、塗布液中の溶媒成分(i)の密度をρ<SB> i</SB>(g/cm<SP>3 </SP>)、溶媒成分(i)の重量比を(r<SB> i</SB>)(単独溶媒の場合r<SB> i</SB>は1)、溶媒成分(i)の分子量を(M<SB> i</SB>)、溶媒成分(i)の自然乾燥条件下での蒸気圧(mmHg)を(p<SB> i</SB>)、シールド空間の断面積を(S)(cm<SP>2 </SP>)で表した場合、次の(1)式又は(2)式に規定する条件を満足するようにシールド高さ(H)及び/又はシールド空間の断面積(S)制御することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。L-10<α<L+10で且つH≧L・・・・(1)L+10<αで且つH<L ・・・・(2)但し、上記のαは、次の(3)式で求められるシールド空間内の発生蒸気高さ(cm)を表す。3100×(D-d)×A×Σ(ρ<SB> i</SB>×r<SB> i</SB>/M<SB> i</SB>)×Σ(r<SB> i</SB>/M<SB> i</SB>)×1/Σ(p<SB> i</SB>×r<SB> i</SB>/M<SB> i</SB>)×1/S ・・・・(3)
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 特開平3-273257
  • 特開昭63-007873
  • 特開昭63-066560
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