特許
J-GLOBAL ID:200903098835955007

変速機の騒音低減装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 長門 侃二 ,  山中 純一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-006957
公開番号(公開出願番号):特開2005-201325
出願日: 2004年01月14日
公開日(公表日): 2005年07月28日
要約:
【課題】 アイドル騒音レベル低減の最適化を図った変速機の騒音低減装置を提供する。【解決手段】 クラッチに設けられた緩衝機構の2段階の捩り特性の領域のうち捩り角θCLの小さい側の1段目の領域の弾性定数k1及びヒステリシスH1は、それぞれ、捩り角θCLの大きい側の2段目の領域の弾性定数k2及びヒステリシスH2よりも小さく設定されるとともに、内燃機関のアイドル回転時、遊転歯車が出力軸から脱離して遊転状態にあるときに、歯車の潤滑油が所定の低温(例えば、25°C)以下の範囲では該潤滑油の粘性抵抗によりクラッチの実際の捩り角θCLが所定捩り角θ1、θ1'を越えて捩り角の大きい側の2段目の領域に掛かる一方、歯車の潤滑油が所定の低温よりも大の範囲ではクラッチの実際の捩り角θCLが該1段目の領域内に納まるよう設定される。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
内燃機関と複数の歯車の噛合状態を切り換えることで変速が達成される変速機の入力軸との間に設けられたクラッチと、前記複数の歯車の一部を構成するよう前記変速機の出力軸回りに回転自在且つ該出力軸と係脱可能に設けられ、前記入力軸を介して伝達される内燃機関の駆動力を前記出力軸との係脱により断接可能な遊転歯車とを備え、前記クラッチに内燃機関のトルク変動を吸収する緩衝機構を有してなる変速機の騒音低減装置において、 前記緩衝機構は、前記トルク変動による前記クラッチの捩り角に対し所定捩り角を閾値として弾性定数及び捩りトルクのヒステリシスが異なる少なくとも2段階の捩り特性の領域を有し、 該2段階の捩り特性の領域のうち捩り角の小さい側の1段目の領域の弾性定数及びヒステリシスは、 それぞれ、捩り角の大きい側の2段目の領域の弾性定数及びヒステリシスよりも小さく設定されるとともに、 内燃機関のアイドル回転時、前記遊転歯車が前記出力軸から脱離して遊転状態にあるときに、前記歯車の潤滑油が所定の低温以下の範囲では該潤滑油の粘性抵抗により前記クラッチの実際の捩り角が前記所定捩り角を越えて捩り角の大きい側の2段目の領域に掛かる一方、前記歯車の潤滑油が所定の低温よりも大の範囲では前記クラッチの実際の捩り角が該1段目の領域内に納まるよう設定されていることを特徴とする変速機の騒音低減装置。
IPC (2件):
F16F15/121 ,  F16H3/091
FI (2件):
F16F15/121 B ,  F16H3/091
Fターム (7件):
3J028EA01 ,  3J028EB33 ,  3J028EB35 ,  3J028EB62 ,  3J028FB03 ,  3J028FC32 ,  3J028FC63
引用特許:
出願人引用 (1件)

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