特許
J-GLOBAL ID:200903098850801954

結晶化ポリトリメチレンテレフタレートチップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武井 英夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-262834
公開番号(公開出願番号):特開2003-073462
出願日: 2001年08月31日
公開日(公表日): 2003年03月12日
要約:
【要約】【課題】 高温での乾燥や固相重合等の処理をしても、工業的に安定した溶融成形ができ、且つ、処理時や成型時のロスが少ないPTTチップ、及びその製造方法を提供する。【解決手段】 溶融PTTをストランド状、あるいはシート状に押出し、急速に冷却固化させた後チップ状にカットし、その後適切な温度、時間にて熱処理して結晶化する特殊なチップの製造法により得た、適切な範囲の重合度、結晶化度、微結晶サイズを有した特殊なチップとする。【効果】 高温での熱処理を行っても熱融着しにくいので、高温での乾燥や固相重合が安定して行え、且つ、これらの熱処理時や熱処理装置への移送の際に割れチップが発生しにくいので、ポリマーのロスが少なく、品質の良い成型品を工業的に得ることができる。
請求項(抜粋):
下記(A)〜(C)を満足することを特徴とする結晶化ポリトリメチレンテレフタレートチップ。 (A)固有粘度 : 0.4〜2.0dl/g (B)結晶化度(Xc) : 30〜80%ここで結晶化度Xcは密度法にて下記式を用いて求めた値である。Xc={ρc×(ρs-ρa)}/{ρs×(ρc-ρa)}×100(%)ρa : 非晶密度 = 1.305g/cm3ρc : 結晶密度 = 1.431g/cm3ρs : チップの密度(g/cm3 )(C)微結晶サイズ : 5〜17.5nmここで微結晶サイズは広角X線回折にてチップを評価した際に、2θ=15.5°付近に観察される(010)面に由来する回折ピークより計算した値である。
IPC (2件):
C08G 63/183 ,  C08G 63/88
FI (2件):
C08G 63/183 ,  C08G 63/88
Fターム (10件):
4J029AA03 ,  4J029AB01 ,  4J029AB04 ,  4J029AD01 ,  4J029AD06 ,  4J029AD08 ,  4J029AD10 ,  4J029AE02 ,  4J029BA04 ,  4J029CB06A

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