特許
J-GLOBAL ID:200903098874573731

耐衝撃性及び香味保持性に優れたラミネートシームレス容器及びその製造に用いる素材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 郁男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-124041
公開番号(公開出願番号):特開平7-002241
出願日: 1993年05月26日
公開日(公表日): 1995年01月06日
要約:
【要約】【目的】 経時的な耐衝撃性、特に耐デント性に優れており、しかも内容物の保存性、即ち香味保持性、腐食性成分に対するバリヤー性等に優れたポリエステルフィルムラミネート材から成る絞り成形容器及びその製造に用いるラミネート材並びにフィルムを提供する。【構成】 樹脂フィルムとして、表層がエチレンテレフタレートを主体とし且つガラス転移点が70°C以上のポリエステル、コポリエステル或いはこれらの組成物から成り、金属側の層がブチレンテレフタレートを主体とするポリエステル乃至コポリエステルと、エチレンテレフタレートを主体とするポリエステル乃至コポリエステルとを含有し且つガラス転移点が30乃至60°Cのポリエステル組成物から成る複合フィルムを使用し、また表層の分子配向を特定の範囲にしたラミネート金属板の絞り成形による容器の製造に関する。
請求項(抜粋):
金属板に樹脂フィルムを積層したラミネート材を有底カップに絞り加工してなる絞り容器において、前記樹脂フィルムは、表層がエチレンテレフタレートを主体とし且つガラス転移点(Tg)が70°C以上のポリエステル、コポリエステル或いはそれらの組成物から成り且つ金属に接する側の層がブチレンテレフタレートを主体とするポリエステル乃至コポリエステルとエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル乃至コポリエステルとを必須成分として含有し且つガラス転移点(Tg)が30乃至65°Cのポリエステル組成物から成る複層構造を有し、且つ容器の状態で樹脂フィルム表層が0.04乃至0.18の複屈折法配向度(Δn)、但し【数1】Δn=n1 -n2n1 は缶上部においてはフィルムの容器軸方向の屈折率であり、缶底部においては、フィルム表面内の最大配向方向の屈折率であり、n2 はフィルムの厚み方向の屈折率である、を有することを特徴とする耐衝撃性及び香味保持性に優れたラミネート絞り容器。
IPC (2件):
B65D 1/12 ,  B65D 1/28

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