特許
J-GLOBAL ID:200903098876472320

車両用自動変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-140465
公開番号(公開出願番号):特開平7-004506
出願日: 1993年06月11日
公開日(公表日): 1995年01月10日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、ファジィ推論による変速段設定を利用しながら変速制御を行なう車両用自動変速機に関し、ファジィ推論により降坂路の走行時にエンジンブレーキを得るためのダウンシフトを行なえるようにしながら、このときの変速動作のスムースさを確保できるようにすることを目的とする。【構成】 通常はノーマルシフトパターンに基づいて設定された変速段を最適変速段として選択するが、所要の条件下では、ファジィ推論により設定された変速段を該最適変速段として選択する変速選択手段7を設け、通常は変速切換のレスポンスを重視した係合力制御パターンを設定するが、ファジィ推論により設定された変速段を最適変速段として選択することで低速段側への変速段切換が行なわれる際に、この変速段切換が変速ショックを生じやすい降坂路におけるエンジンブレーキのためのものであり、且つ、該運転者がこの変速段切換を予測できないものであると、変速切換の円滑性を重視した係合力制御パターンを設定する係合力制御パターン設定部9Bを設けるように構成する。
請求項(抜粋):
複数の変速段を実現させる複数の係合要素と、該複数の係合要素の係合状態を切り換えて変速段の切換操作を行なう変速段切換機構と、該係合要素の係合力を調整しうる係合力調整手段と、該変速段切換機構及び該係合力調整手段の状態を制御する制御手段とをそなえた車両用自動変速機において、該制御手段が、該複数の変速段の中から最適変速段を選択する変速段選択手段と、該変速段選択手段で選択された最適変速段が現変速段と異なると該変速段切換機構に変速段切換操作を指令する切換指令手段と、該変速段切換の際に所要の係合要素の係合力を調整すべく該係合力調整手段の作動を制御する係合力制御手段とをそなえて構成され、該変速段選択手段に、該車両の車速と該車両のエンジン負荷とに応じて予め設定されたノーマルシフトパターンに基づいて最適変速段を設定する第1変速段設定部と、該車両の作動状態情報,該車両の運転者の運転意図情報及び該車両の走行する道路状態情報の少なくとも一つに基づいて、ファジィ推論により該最適変速段を設定する第2変速段設定部と、通常は該第1変速段設定部で該ノーマルシフトパターンに基づいて設定された変速段を最適変速段として選択するが、所要の条件下では、該第2変速段設定部で該ファジィ推論により設定された変速段を該最適変速段として選択する変速段決定部とが設けられるとともに、該係合力制御手段に、該第2変速段設定部により設定された変速段を該最適変速段として選択することで低速段側への変速段切換が行なわれる際に、この変速段切換が変速ショックを生じやすい降坂路におけるエンジンブレーキのためのものであり、且つ、該運転者がこの変速段切換を予測できないものであるかを判断する判断部と、通常は変速切換のレスポンスを重視した係合力制御パターンを設定するが、該判断部により、該変速段切換が、降坂路におけるエンジンブレーキのためのものであり、且つ、この変速段切換を該運転者が予測できないものであると判断されると、変速切換の円滑性を重視した係合力制御パターンを設定する係合力制御パターン設定部とが設けられていることを特徴とする、車両用自動変速機。
IPC (6件):
F16H 61/00 ,  F16H 61/10 ,  F16H 59:24 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:54 ,  F16H 59:66
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-280957
  • 特開平4-337157

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