特許
J-GLOBAL ID:200903098879364413

靱性の良好な鋼材の熱間圧延方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-032334
公開番号(公開出願番号):特開平5-228503
出願日: 1992年02月19日
公開日(公表日): 1993年09月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、厚鋼板の結晶粒径を微細化し良好な材質を有する厚鋼板の製造法を提供するものである。【構成】 所定の成分の鋼を所定の温度域で圧延を開始する複数パス連続熱間圧延において、各パスの圧下後所定の時間経た後に所定の冷速で冷却して鋼材の温度を低下させ再度圧下を加えることを少くとも1回以上行うことにより、オーステナイト組織を再結させしかも再結晶後の粒成長を抑制する。これにより金属組織が微細で靭性の良好な鋼材を製造する。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.02〜0.50%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.30〜3.5%、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼を、鋳造後Ar3点以下の温度まで冷却することなくそのままあるいはAc3点以上かつオーステナイトの再結晶温度以上の温度域に加熱後、複数パス連続的に熱間圧延する場合において、各圧延パスの圧下後t1秒以上かつt2秒以内の時間をおいた後に被圧延鋼材をC1°C/S以上C2°C/S以下の冷却速度で冷却し引き続き圧下を行うことを少なくとも1回以上行うことを特徴とする靭性の良好な鋼材の熱間圧延方法。ただし、t1、t2およびC1、C2は以下の式で示される値である。t1=10200(1/T)-5.486t2=688700(1/T)-408C1=-0.178h+43.6C2=-0.025h+5.5ただし、T:冷却前の圧延温度(K)、h:冷却時の鋼材の板厚(mm)。
IPC (5件):
B21B 1/22 ,  B21B 1/38 ,  B21B 3/00 ,  C21D 8/02 ,  C21D 11/00 101

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