特許
J-GLOBAL ID:200903098903147224

皮膚萎縮を処置するためのヒドロキシビタミンD3化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-514698
公開番号(公開出願番号):特表平8-504776
出願日: 1993年12月17日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】本発明は、ステロイド誘導性皮膚萎縮を予防および/または治療するための薬剤製剤の製造における、ある種のビタミンD類似体の用途に関する。
請求項(抜粋):
下記化合物群から選択する化合物の用途であって、ステロイド誘導性皮膚萎縮を予防および/または治療するための薬剤の製造における用途: a)式:[式中、Xは水素、C1-C6アルキル、ハロゲンまたはヒドロキシであり;Yは水素またはヒドロキシであり;R1およびR2は、同一または異なって、ハロゲンもしくはヒドロキシで要すれば置換したC1-C6アルキル(ただし、XがC1-C6アルキルでない場合には、R1およびR2が同時にメチルではあり得ない)であるか、またはR1およびR2は、25位の炭素原子と共に、可能ないずれかの位置でC1-C6アルキル、ハロゲンもしくはヒドロキシで要すれば置換した飽和もしくは不飽和のC3-C9炭素環(芳香環を包含する)を形成し得;R3は水素またはC1-C6であり;R4およびR5は、いずれもが水素であるか、または共同で結合を形成して22位および23位の炭素原子間の二重結合を構成する。]で示される化合物;およびその生可逆性誘導体; b)式:[式中、nは1〜7の整数であり;R1およびR2は、同一または異なって、水素、または直鎖もしくは分枝状の飽和もしくは不飽和C1-C7アルキル(ただし、n=1の場合、R1およびR2は同時に水素ではあり得ず、またR1およびR2は同時にメチル、エチルおよびn-プロピルから個別に選択するアルキル基でもあり得ず、n=2の場合、R1およびR2は同時にメチルではあり得ない)またはC3-C8シクロアルキルであるか、またはR1およびR2は、ヒドロキシル基を有する炭素(式I中、星印)と共に飽和もしくは不飽和のC3-C9炭素環を形成し得;R3およびR4は、いずれもが水素であるか、または共同で結合を形成して22位および23位の炭素間の二重結合(ZまたはE配置)を構成する。]で示される化合物;および1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシルまたはリン酸エステル基に変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体、または星印を付した炭素原子上のヒドロキシル基を欠き、投与後に酵素的ヒドロキシル化により式Iで示される活性化合物に変換される式Iで示される化合物の誘導体; c)式:[式中、Rは、要すればヒドロキシル基で置換した炭素原子数7〜12のアルキル基である。]で示される化合物;および1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシルまたはリン酸エステル基に変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体; d)式:[式中、Rは、要すればヒドロキシル基で置換した炭素原子数4〜12のアルキル基である。]で示される化合物;および1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシルまたはリン酸エステル基に変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体; e)式:[式中、nは0または1であり;mは0または1〜7の整数であり;R1およびR2は(同一または異なって)水素またはC1-C8ヒドロカルビル(ヒドロカルビルは、直鎖、分枝または環状の飽和または不飽和炭化水素から水素原子1個を除去した残基を意味する)であるか、またはR1およびR2は、ヒドロキシル基を有する炭素(式I中、星印)と共に飽和または不飽和のC3-C8炭素環を形成し得;更にR1および/またはR2および/または「 ゚」で示されるm炭素の1個は、要すればヒドロキシル基または1個もしくはそれ以上の塩素もしくはフッ素原子で置換し得;「 ゚」で示される炭素の1個は、要すれば1個または2個のC1-C2アルキル基で置換し得る。]で示される化合物;並びに1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシルまたはリン酸エステル基に変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体;およびその他のプロドラッグ; f)式:[式中、nは2または3であり;mは0または1〜4の整数であり;R1およびR2は(同一または異なって)水素またはC1-C8ヒドロカルビル(ヒドロカルビルは、直鎖、分枝または環状の飽和または不飽和炭化水素から水素原子1個を除去した残基を意味する)であるか、またはR1およびR2は、ヒドロキシル基を有する炭素(式I中、星印)と共に飽和または不飽和のC3-C8炭素環を形成し得;更にR1および/またはR2および/または「 ゚」で示されるm炭素の1個は、要すれば1個またはそれ以上の塩素またはフッ素原子で置換し得;「 ゚」で示される炭素の1個は、要すれば1個または2個のC1-C2アルキル基で置換し得る。]で示される化合物;並びに1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシルまたはリン酸エステル基に変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体;およびその他のプロドラッグ; g)式:[式中、R1およびR2は、同一または異なって、水素、C1-C5アルキル、C3-C7シクロアルキルであるか、またはR1およびR2は、基Xを有する炭素原子(式I中、星印)と共にC3-C8炭素環を形成し得;Xは水素またはヒドロキシであり;R3およびR4は、同一または異なって、水素、C1-C5アルキルまたはハロゲンであり;nは0、1または2であり;mは0、1または2である。]で示される化合物;および1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシルまたはリン酸エステル基に変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体; h)式:[式中、Xは水素またはヒドロキシであり;Yは酸素またはイオウもしくは酸化したイオウ(S(O)またはS(O2))であり;R1およびR2は、同一または異なって、水素またはC1-C6ヒドロカルビルであるか、またはR1およびR2は、基Xを有する炭素原子(式I中、星印)と共にC3-C8炭素環を形成し得;QはC1-C8ヒドロカルビレン基であり;R3は水素またはC1-C6ヒドロカルビルであり;R1、R2および/またはQは、要すれば、1個またはそれ以上の重水素またはフッ素原子で置換し得;nは0または1である。]で示される化合物;および1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシル基またはリン酸エステルに変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体; i)式:[式中、Xは水素またはヒドロキシであり;R1およびR2は、同一または異なって、水素またはC1-C6ヒドロカルビルであるか、またはR1およびR2は、基Xを有する炭素原子(式I中、星印)と共にC3-C8炭素環を形成し得;Qは一重結合またはC1-C8ヒドロカルビレン基であり;ヒドロカルビル基(ヒドロカルビレン基)なる表現は、直鎖、分枝または環状の飽和または不飽和炭化水素から水素原子1個(2個)を除去した残基を意味し;mは0、1または2であり;R1、R2および/またはQは、要すれば、1個またはそれ以上の重水素またはフッ素原子で置換し得;更に、「 ゚」で示されるm炭素の1個は、要すれば、1個もしくはそれ以上の重水素もしくはフッ素原子、または1個もしくは2個のC1-C2アルキル基で置換し得る。]で示される化合物;および1個またはそれ以上のヒドロキシル基が-O-アシルまたは-O-グリコシル基またはリン酸エステル基に変換されており、そのようなマスクされた基はインビボで加水分解可能である式Iで示される化合物の誘導体; j)式:[式中、Xは水素またはヒドロキシであり;R1およびR2は、同一または異なって、水素またはC1-C6ヒドロカルビル基であるか、またはR1およびR2は、基Xを有する炭素原子(式I中、星印)と共にC3-C8炭素環を形成し得;R3は水素またはC1-C10ヒドロカルビル基であるか、またはYR4(Yは-CO-、-CO-O-、-CO-S-、-CS-、-CS-O-、-CS-S-、-SO-または-SO2-であり、R4は水素またはC1-C10ヒドロカルビル基である)であり;Qは一重結合またはC1-C8ヒドロカルビレン基であり;R1、R2、R3および/またはQは、要すれば、1個またはそれ以上の重水素またはフッ素原子で置換し得る。]で示される化合物; k)24-ホモ-1α,25-ジヒドロキシビタミンD3、およびその22,23-ジデヒドロ-類似体; l)26-ホモ-1α,25-ジヒドロキシビタミンD3、およびその22,23-ジデヒドロ-類似体; m)20-オキサ-21-ノル-1α,25-ジヒドロキシビタミンD3; n)22-オキサ-1α,25-ジヒドロキシビタミンD3; o)26,27-ジメチル-1α,25-ジヒドロキシビタミンD3; p)26,27-ジエチル-1α,25-ジヒドロキシビタミンD3; q)24,24-ジフルオロ-24-ホモ-1α,25-ジヒドロキシビタミンD3; r)1α,24-(OH)2D3; s)1α,25-(OH)2D3
IPC (3件):
A61K 31/59 ADA ,  A61K 31/59 ,  A61K 31:56

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