特許
J-GLOBAL ID:200903098918305578
オレフィン重合触媒およびポリオレフィンの製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
清水 猛 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-017690
公開番号(公開出願番号):特開平10-204116
出願日: 1997年01月17日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【解決手段】 有機マグネシウム化合物、Si-H結合含有クロルシラン化合物、アルコール、及びチタン化合物を必須成分とする固体触媒成分および有機金属化合物成分からなるオレフィン重合触媒であって、固体触媒成分を不活性溶剤中スラリー溶液として得ることからなり、その際、スラリー溶液の上澄み液中の塩素イオン濃度及びアルミニウムイオン濃度をそれぞれ5mmol/l以下に調整したオレフィン重合触媒及び該触媒成分を用いるポリオレフィンの製造方法。【効果】 長期間保存しても活性の低下が少なく、しかもスラリー重合において、重合体の重合器壁への付着がなく、長期連続安定運転が可能で、粉体特性が良好かつ非常に高活性でポリオレフィンを生産することができる。
請求項(抜粋):
固体触媒成分[A]および有機金属化合物成分[B]からなるオレフィン重合触媒において、固体触媒成分[A]が、(A-1)(i)一般式(M<SP>1 </SP>)α(Mg)β(R<SP>1 </SP>)<SB>p </SB>(R<SP>2 </SP>)<SB>q </SB>(OR<SP>3 </SP>)<SB>r</SB>〔式中、M<SP>1 </SP>は周期律表第I族ないし第III族に属する金属原子であり、R<SP>1</SP>、R<SP>2 </SP>及びR<SP>3 </SP>は炭素数2〜20の炭化水素基であり、α,β,p,q及びrは次の関係を満たす数である。0≦α,0<β,0≦p,0≦q,0≦r,p+q>0,0≦r/(α+β)≦2,kα+2β=p+q+r(ただし、kはM<SP>1 </SP>の原子価)〕で示される炭化水素溶媒に可溶な有機マグネシウム成分1モルと、(ii)一般式H<SB>a </SB>SiCl<SB>b </SB>R<SP>4</SP> <SB>4<HAN>ー</HAN>(a+b)</SB>(式中、R<SP>4 </SP>は炭素数1〜20の炭化水素基であり、aとbとは次の関係を満たす数である。0<a,0<b,a+b≦4)で示されるSi-H結合を有するクロルシラン化合物0.01〜100モルを、次の(iii)〜(vi)から選ばれる無機担体の存在下或いは非存在下に(iii)固体無機酸化物(iv)無機炭酸塩、珪酸塩、硫酸塩(v)無機水酸化物(vi)(iii)〜(vi)なる複塩、固溶体ないし混合物。反応させて得られる固体中に含まれるC-Mg結合1モルに対して、(A-2)アルコールを0.05〜20モル反応させて得られる固体を、あるいはさらに(A-3)一般式M<SP>2 </SP>R<SP>5 </SP><SB>s </SB>Q<SB>t-s</SB>(式中M<SP>2 </SP>は周期律表第I〜III族に属する金属原子、R<SP>5 </SP>は炭素数1〜20の炭化水素基であり、QはOR<SP>6 </SP>,OSiR<SP>7 </SP>R<SP>8 </SP>R<SP>9 </SP>,NR<SP>10</SP>R<SP>11</SP>,SR<SP>12</SP>およびハロゲンから選ばれた基を表し、R<SP>6 </SP>,R<SP>7 </SP>,R<SP>8 </SP>,R<SP>9 </SP>,R<SP>10</SP>,R<SP>11</SP>,R<SP></SP><SP>12</SP>は水素原子または炭化水素基であり、0<s,tはM<SP>2 </SP>の原子価)で示される有機金属化合物を、反応させて得られる固体に、(A-4)チタニウム化合物を、前記(A-3)成分の存在下或いは非存在下に反応させて得られる固体触媒成分であって、該固体触媒成分[A]を不活性溶剤中スラリー溶液として得ることからなり、その際、スラリー溶液の上澄み液中の塩素イオン濃度及びアルミニウムイオン濃度がそれぞれ5ミリモル/リットル以下であることを特徴とするオレフィン重合触媒。
IPC (2件):
FI (2件):
引用特許:
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