特許

J-GLOBAL ID：200903098926566720

ホウ酸バリウムとケイ酸亜鉛の二成分焼結融剤をベ-スとするコンデンサ-および誘電性セラミック粉末

発明者： ギャレブ・エイチ・マハー ,  サミアー・ジー・マハー
出願人/特許権者： エムアールエイ・ラボラトリーズ・インコーポレーテッド
代理人 (1件)： 社本 一夫 (外5名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-354760
公開番号（公開出願番号）：特開2000-203936
出願日： 1999年12月14日
公開日（公表日）： 2000年07月25日
要約：

【要約】【課題】 重金属酸化物系のガラス修飾剤を含有せず、直線性および電気的特性を示し、低温で焼結してもなお高いQおよび高密度が得られるTCコンデンサーおよび誘電性セラミック粉末を提供する。【解決手段】 ホウ酸バリウムおよびケイ酸亜鉛の二成分融剤をベースとする温度補償コンデンサーおよび誘電性セラミック粉末組成物を開示する。前駆物質誘電性セラミック粉末は(1-m)BaTiO3+(m)CaZrO3(BTCZ組成物)(mは20〜35モル%)、xBaO.yTiO2.zRE2O3(希土類組成物)(REは希土類)(xは0〜30モル%、yは45〜95モル%、zは5〜50モル%である)、またはBTCZと希土類組成物の種々の重量%の組合わせを含有することができる。ホウ酸バリウム中のB2O3の有効範囲は誘電性組成物全体の0.029〜2.75重量%であり、これに対しケイ酸亜鉛中のSiO2の有効範囲は誘電性組成物全体の0.08〜1.42重量%である。

請求項（抜粋）：

a)本質的に下記のものを含む第1粉末混合物:a1)51〜99重量%の(Ba(1-m)CamTi(1-m)Zrm)O3;モル画分mは0.20〜0.35である、a2)最高30重量%のチタン酸ストロンチウム、最高10重量%のチタン酸ビスマス、およびその混合物よりなる群から選択される第1添加剤、a3)本質的にホウ酸バリウムおよびケイ酸亜鉛からなり、ホウ酸バリウムが0.5〜5重量%、ケイ酸亜鉛が0.5〜4重量%を構成する二成分焼結融剤、ならびにb)本質的に下記のものを含む第2粉末混合物:b1)本質的に、82.5〜99重量%のxBaO.yTiO2.zRE2O3よりなる群から選択される前駆物質粉末;REは本質的にNd、Sm、Ce、La、Pr、およびその混合物よりなる群から選択される希土類金属であり、xは0〜30モル%、yは45〜95モル%、zは5〜50モル%である、b2)本質的に、最高2.5重量%のチタン酸ビスマス、最高6重量%のジルコン酸バリウム、およびその混合物よりなる群から選択される第2添加剤、b3)ホウ酸バリウムが0.5〜5重量%、ケイ酸亜鉛が0.5〜4重量%を構成する前記の二成分焼結融剤を含む誘電性セラミック粉末であって、第1粉末混合物と第2粉末混合物を合わせると誘電性セラミック粉末の少なくとも99重量%となり、第1粉末混合物および第2粉末混合物それぞれの重量%が0〜100重量%であり、したがって、粉末混合物それぞれの相対量を選び、環境に優しいTCC安定化二成分融剤対であるホウ酸バリウムとケイ酸亜鉛それぞれの相対量を選ぶことにより、この誘電性セラミック粉末を焼結して特定の電気的特性および直線性をもつ低TCCセラミックボディーを得ることができる誘電性セラミック粉末。

IPC (7件)：

C04B 35/46 ,  C04B 35/49 ,  H01B 3/12 303 ,  H01B 3/12 304 ,  H01B 3/12 311 ,  H01B 3/12 335 ,  H01G 4/12 358

FI (7件)：

C04B 35/46 C ,  C04B 35/49 Z ,  H01B 3/12 303 ,  H01B 3/12 304 ,  H01B 3/12 311 ,  H01B 3/12 335 ,  H01G 4/12 358

引用特許：

出願人引用 (3件)

• 誘電体磁器製造用組成物
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-354994   出願人：堺化学工業株式会社
• 微小粒状チタン酸バリウムの混合物及びその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平3-002321   出願人：エムアールエイ・ラボラトリーズ・インコーポレーテッド
• 磁器コンデンサ及びその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-059417   出願人：太陽誘電株式会社