特許
J-GLOBAL ID:200903098980184590

固体高分子電解質膜型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-115139
公開番号(公開出願番号):特開平7-320753
出願日: 1994年05月27日
公開日(公表日): 1995年12月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、固体高分子電解質膜型燃料電池に関する。従来の燃料電池における、電解質膜の湿潤化の為に供給される水、および反応により生成されるセル内の水の排出は、供給される気体と混合し、セル全体で均一にすることは困難で、セル全面による有効な発電が阻害されていた。【構成】 本発明は、毛細管凝縮作用により水の輸送特性を生じさせる小孔径細孔と、気体流動特性を生じさせる大孔径細孔とが互いに連通し、所定の割合で分布する導電性で、かつ親水性の多孔質体をガスセパレータに使用した。これにより、気水の分離が容易となり、電解質膜の湿潤化が膜全体に均一に行われると共に、水素又は空気の水膜による閉塞がなくなり、発電効率の良い燃料電池が得られる。
請求項(抜粋):
固体高分子の電解質膜の両側に触媒反応層、電極拡散層およびガスセパレータをそれぞれ積層して水素極および空気極を形成し、水素極に供給される水素と空気極に供給される空気中の酸素を反応させて発電を行うようにした固体高分子電解質膜型燃料電池において、前記ガスセパレータが互いに連通する毛細管凝縮作用による水の輸送特性を持つ小孔径細孔と気体流動特性を持つ大孔径細孔とからなる細孔径分布にされ、導電性で、かつ親水性の多孔質体で形成されていることを特徴とする固体高分子電解質膜型燃料電池。
IPC (2件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/10

前のページに戻る