特許
J-GLOBAL ID:200903099003854347

セメント・コンクリートの耐久性向上混合材

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-185628
公開番号(公開出願番号):特開平5-339039
出願日: 1992年06月04日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】【目的】 本発明は鉄鋼業において大量に発生し、且つ未だその活用の途が確定していない転炉滓の有効利用に関するものである。【構成】 転炉滓を400°C乃至900°Cにおいて、15分乃至180分間加熱処理をするか又は溶融状態から冷却する過程で400°C乃至900°Cの間を1時間乃至3時間かけて徐冷することにより、転炉滓中に含まれる遊離石灰分(フランク法による測定)を1%以下に減少させることができるので、これをセメント・コンクリートの混合材として使用することが可能となる。【効果】 この様な熱処理した転炉滓は、セメント・コンクリートの炭酸化の速度を通常の50%に抑制する効果をもち、また、さらに耐塩害作用としてCl-、SO4--を取り込む作用をもつ。さらに転炉滓に含有されているβ-C2Sの働きにより、長期圧縮強度が向上し、また同時に低発熱型向の混合材としても役立つので結局、セメント・コンクリートの耐久性を向上させる素材として活用することができる。
請求項(抜粋):
転炉滓を400°C乃至900°Cの温度で15分乃至180分間加熱することによって、遊離石灰分を1%以下に減少させて得られるセメント・コンクリートの炭酸化抑制及び耐塩分作用、耐酸作用を目的とした耐久性を改善させる混合材

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