特許
J-GLOBAL ID:200903099005261904

無線システムにおける同相および直角位相信号を用いた距離測定システムおよび方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-551277
公開番号(公開出願番号):特表2002-517001
出願日: 1999年05月26日
公開日(公表日): 2002年06月11日
要約:
【要約】無線システムを用いた距離測定のシステムおよび方法である。距離測定は、パルス列が第1の無線トランシーバから第2の無線トランシーバへと移動し、次いで第2の無線トランシーバから第1の無線トランシーバへと戻ってくるのにかかる時間を決定することにより行われる。実際の距離測定は、2つの工程プロセスである。第1の工程において、距離を低分解能で測定し、第2の工程において、距離を高分解能で測定する。第1の無線トランシーバからの送信時間基準を用いて第1のパルス列を送信する。第2の無線トランシーバは、第1のパルス列を受信する。第2の無線トランシーバは、それ自身の時間基準と第1のパルス列とを同期させた後、第2のパルス列を第1の無線トランシーバに送信を返す。第1の無線トランシーバは次いで、受信時間基準と第2のパルス列とを同期させる。次いで、送信時間基準と受信時間基準との間の時間遅れが決定され得る。この時間遅れは、第1のパルス列および第2のパルス列の合計飛行時間を示す。時間遅れは、低精度距離属性および高精度距離属性を含む。第1の無線トランシーバと第2の無線トランシーバとの間の低精度距離が決定される。低精度距離は、低分解能での第1の無線トランシーバと第2の無線トランシーバとの間の距離を表す。この時間遅れから、同相(I)信号および直角位相(Q)信号が生成され、これにより高精度距離属性が決定される。この高精度距離は、高分解能での第1の無線トランシーバと第2の無線トランシーバとの間の距離を表す。次いで、これらの低精度距離属性および高精度距離属性から、第1の無線トランシーバと第2の無線トランシーバとの間の距離が決定される。
請求項(抜粋):
第1および第2の無線トランシーバを有する無線システムを用いた距離測定方法であって、該第1の無線トランシーバは送信時間基準および受信時間基準を有し、該第2の無線トランシーバはさらなる時間基準を有し、 該送信時間基準を用いて該第1の無線トランシーバから第1のパルス列を送信する工程であって、該第1のパルス列はN個のパルスを有し、Nは整数である、工程と、 該第1のパルス列を該第2の無線トランシーバで受信し、該第2のトランシーバの時間基準と該第1のパルス列とを同期させる工程と、 該第2の無線トランシーバから第2のパルス列を送信する工程であって、該第2のパルス列はN個のパルスを有する、工程と、 該第2のパルス列を該第1の無線トランシーバで受信し、該受信時間基準と該第2のパルス列とを同期させる工程と、 該送信時間基準と該受信時間基準との間の時間遅れを決定する工程であって、該時間遅れは、該第1のパルス列および該第2のパルス列の飛行時間の合計を示す、工程と、 該時間遅れから、該第1の無線トランシーバと該第2の無線トランシーバとの間の低精度距離を決定する工程であって、該低精度範囲距離は、該第1の無線トランシーバと該第2の無線トランシーバとの間の距離を低分解能で表す、工程と、 該時間遅れから、同相(I)信号および直角位相(Q)信号を生成する工程と、 該I信号および該Q信号から、該第1のトランシーバと該第2のトランシーバとの間の高精度距離を決定する工程であって、該高精度距離は、該第1のトランシーバと該第2のトランシーバとの間の距離を高分解能で表す、工程と、 該低精度距離および該高精度距離から、該第1のトランシーバと該第2のトランシーバとの間の距離を決定する工程と、を含む、方法。
Fターム (5件):
5J070AB01 ,  5J070AC02 ,  5J070AH39 ,  5J070AK22 ,  5J070BC03

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