特許
J-GLOBAL ID:200903099009352874

円筒体の軸心変位量計測方法及び計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-170942
公開番号(公開出願番号):特開平9-021604
出願日: 1995年07月06日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【課題】 自動車のドライブシャフトような細い円筒体の軸心挙動を厳しい環境下でも連続的に、かつ正確に計測できるようにする。【解決手段】 円筒体2 に対する直交2軸x,z 方向に設置された渦電流変位センサー1x,1z により円筒体の周面までの距離x,z を出力電圧値Vx,Vz として検出し、センサー各々に対して円筒体が半径x,z 方向に変位する際のセンサー感度校正式と、センサー各々に対して円筒体が切線z,x 方向に変位する際の変位量d とセンサー出力電圧値V との関係を二次式で近似して得られる二次項係数Cx,Cz とを登録しておく。実際の円筒体の変位量計測では、渦電流変位センサー各々が検出する電圧値各々をセンサー感度校正式に代入してセンサー感度を校正し、校正されたセンサー感度と、上記二次項係数とを用いて円筒体の未知の直交2軸方向各々の変位量を決定する連立方程式を生成し、これを解くことにより円筒体の軸心の変位量を求める。
請求項(抜粋):
円筒体の軸心に垂直な面における直交2軸(直交3軸x,y,zの中から選ばれた任意の2軸として、以下、x,z軸とする)方向に設置された渦電流センサーにより、前記円筒体の周面までの距離を電圧値(Vx,Vz)として検出し、前記渦電流変位センサーそれぞれに対して前記円筒体が半径方向(x方向,z方向)に変位する際の当該円筒体の周面までの任意の距離(x,z)における半径方向の単位変位量(ax,az)と該当するセンサーの出力電圧値(Vx,Vz)との関係式(ax=ax(Vx),az=az(Vz))をセンサー感度校正式としてあらかじめ登録しておき、前記渦電流変位センサーそれぞれに対して前記円筒体が切線方向(z 方向,x方向)に変位する際の当該円筒体の切線方向の変位量dとセンサーの出力電圧値(Vx,Vz)との関係を二次式、【数1】で近似することによって得られる、その二次式の二次項係数(Cx,Cz)をあらかじめ登録しておき、実際の円筒体の変位量計測に当たっては、前記渦電流変位センサーそれぞれが検出する電圧値(Vx,Vz)それぞれを前記センサー感度校正式に代入することによって校正されたセンサー感度(ax,az)を算出し、前記渦電流変位センサーそれぞれの出力電圧値(Vx,Vz)と、センサー感度校正演算部による校正されたセンサー感度(ax,az)と、前記二次項係数(Cx,Cz)とを用いて前記円筒体の未知の直交2軸(x軸、z軸)方向それぞれの変位量(x,z)を決定する連立方程式、【数2】を生成し、前記連立方程式をニュートンラプソン法によって解くことにより前記円筒体の直交2軸方向それぞれの変位量(x,z)を求めることを特徴とする円筒体の軸心変位量計測方法。
IPC (2件):
G01B 7/00 ,  G01B 21/00
FI (3件):
G01B 7/00 V ,  G01B 7/00 E ,  G01B 21/00 F

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