特許
J-GLOBAL ID:200903099044997012

温度分布および/または温度異常を分散形光ファイバー温度検知に基づいて永久的かつ自動的に監視するための方法および装置、およびその方法の用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 重野 剛
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-549926
公開番号(公開出願番号):特表2002-515597
出願日: 1999年05月07日
公開日(公表日): 2002年05月28日
要約:
【要約】【課題】 温度分布および/または温度異常を、分散形光ファイバー温度検知に基づいて永久的かつ自動的に監視するための方法を提供する。【解決手段】 本発明は温度分布および/または温度異常を、分散形光ファイバー温度検知の原理に基づいて永久的かつ自動的に監視するための方法および装置に関し、またこのような方法の用途に関する。本発明によれば、温度の局所的な極値、すなわち極大または極小が、数値演算を用いることなく行われる評価によって検出される。管状の空間に囲まれた上行パイプまたは供給パイプの監視に本装置を用いれば、特に低圧ガス貯蔵タンクの分野において、加圧された設備の安全性を、原価節約的な方法でチェックすることが可能である。また、地下水脈の位置、あるいは水で満たされた坑道部の中の水流の流れ方向または流量を、光ファイバー式温度測定に基づいて測定することができる。孔の中に挿入された、好ましくは垂直のセンサーを一定の方式で配置することによって、建築物構築用の掘り込み凹所の底盤及び側壁の水密性を検定することが可能になる。最後に、光ファイバー式ケーブルをいくつかの水準に実質的に水平に、かつ蛇行型に配置することによって、浸出用堆積または浸出用充填のなかの浸出工程の効率および均一性を、評価および制御することが可能になる。
請求項(抜粋):
温度分布および/または温度異常を分散形光ファイバー温度検知に基づいて永久的かつ自動的に監視するための方法であって、 自然に存在する温度変動の総計を、対応する測定装置の正常な運用の過程で測定して、その参照プロファイルを作製し、 センサーケーブルの長さ方向の区間数I=L/Δxと、参照プロファイルの数Jとで定義される大きさを有する行列Aijを生成させ、 短い時間間隔ごとに個々のプロファイル測定を実行して、その平均値プロファイルを作製し、 平均値プロファイルから現時点のプロファイルTi,t,n,W,Nを作製し、該プロファイルを表の中に記憶し、 記憶された現時点のプロファイルをすべてのJ値について段階的に評価し、すなわち異なる参照値TRef,i,jと比較し、得られたすべての長さ方向区間iに関する温度差ΔT(xi)について、閾値θ(ノイズ)より大きい偏差であるかどうかをチェックし、 偏差が1個または2個以上のi値に存在するかどうかを決定し、さらに偏差が複数の隣接する長さ方向区間に存在するかどうかをチェックし、その結果同程度の参照プロファイル値からの偏差の存在が肯定される場合は大面積の温度変化が結論され、否定される場合は漏れが結論されることを特徴とする方法。
IPC (2件):
G01M 3/02 ,  G01K 11/12
FI (2件):
G01M 3/02 J ,  G01K 11/12 F
Fターム (9件):
2F056VF02 ,  2G067AA04 ,  2G067AA11 ,  2G067AA19 ,  2G067BB16 ,  2G067BB25 ,  2G067CC02 ,  2G067DD08 ,  2G067EE08

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