特許
J-GLOBAL ID:200903099047525928

溶銑製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-329950
公開番号(公開出願番号):特開平10-168508
出願日: 1996年12月10日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】粉状酸化鉄を効率よく、還元、溶解して溶銑を製造する方法を提供する。【解決手段】混合工程:粉状酸化鉄と粉状固体還元剤を混合し、得られた混合物を塊成化することなく粉状のままで加熱された回転炉20に装入する。予備還元工程:炉内へ燃料と酸素含有ガスを吹き込んで、この燃料と、固体還元剤から発生する揮発分(VM)と、酸化鉄が還元されて発生するCOガスとを燃焼して、炉内の温度が1100°C以上で、粉状酸化鉄を還元する。還元・溶融工程:炉内に炭材の充填層を有し、炉上部から塊粒状の炭材を装入、炉下部に設置された羽口より酸素含有ガスを吹き込んで羽口前の炭材を燃焼させて高温の還元ガスを発生させる竪型炉60を使用し、前記の還元鉄を高温状態でこの竪型炉上部から装入し、溶銑を製造する。
請求項(抜粋):
(a) 粉状酸化鉄と粉状固体還元剤を混合して混合物を得る混合工程と、(b) 前記混合物を、塊成化することなく粉状のままで、加熱された予備還元炉内へ装入して、炉床上にほぼ均一な厚さのベッドを形成せしめる装入工程と、(c) 炉内へ燃料と酸素含有ガスを吹き込んで、該燃料と、前記固体還元剤から発生する可燃性揮発成分と、酸化鉄が還元されて発生するCOガスとを燃焼して、炉内の温度が1100°C以上になるように維持して、前記粉状酸化鉄を還元する予備還元工程と、(d) 前記予備還元工程で得られた還元鉄を、前記予備還元炉より、500 °C以上の温度で排出させる排出工程と、(e) 炉内に炭材の充填層を有し、炉上部から塊粒状の炭材を装入し、炉下部に設置された羽口より酸素含有ガスを吹き込んで羽口前の炭材を燃焼させて高温の還元ガスを発生させる竪型炉へ、前記排出工程からの還元鉄を炉上部から高温状態で装入し、還元と溶解を行い、溶銑と溶滓を炉下部出銑口から抽出する還元・溶解工程と、(f) 竪型炉の生成ガスを回収するとともに、その一部を予備還元用燃料として、前記予備還元炉へ導入するガス回収工程とを備えたことを特徴とする粉状酸化鉄からの溶銑製造方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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