特許

J-GLOBAL ID：200903099053988239

同時翻訳用有限状態トランスデューサの作成装置、プログラム、記録媒体、作成方法、及び同時翻訳装置

発明者： 松原 茂樹 ,  稲垣 康善 ,  笠 浩一朗
出願人/特許権者： 財団法人名古屋産業科学研究所
代理人 (1件)： 藤川 敬知
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2004-216878
公開番号（公開出願番号）：特開2006-039804
出願日： 2004年07月26日
公開日（公表日）： 2006年02月09日
要約：

【課題】逐語訳コーパスを利用して高速な同時翻訳処理を実現可能な有限状態トランスデューサを作成する装置、プログラム、記録媒体、作成方法及び同時翻訳装置を提供する。【解決手段】 同時翻訳用有限状態トランスデューサ作成装置1は、構文木対応付き逐語訳データから対訳パターンを作成する対訳パターン作成部2、対訳パターンに訳出タイミングを付与する訳出タイミング付き対訳パターン作成部3、対訳パターンより各構文範疇のネットワークを作成するネットワーク作成部4、及び文全体を表わすネットワークを初期の有限状態トランスデューサとして構文範疇をネットワークにより展開する構文範疇展開部5を備えている。【選択図】 図1

請求項（抜粋）：

同時翻訳に用いる有限状態トランスデューサを作成する装置であって、 逐語訳コーパスから得られた原言語及び目的言語の各発話に対して構文木が付与され且つ発話を構成する要素間の対応付けが施された構文木対応付き逐語訳データに基づいて、同一の構文範疇がラベル付けされた各節点とその子節点とから対訳パターンを作成する対訳パターン作成手段と、 前記対訳パターンに記された生起順序を破壊せず、且つ、構文範疇に相当する表現が対応する原言語の入力後に訳出されるという条件を満たす訳出タイミングを前記対訳パターンに付与することにより訳出タイミング付き対訳パターンを作成する訳出タイミング付き対訳パターン作成手段と、 同一の構文範疇に属する前記訳出タイミング付き対訳パターンから、複数の状態及び入力と出力とが割り当てられた前記各状態間の遷移によって各構文範疇の対訳パターンを表現するネットワークを作成するネットワーク作成手段と、 文全体を表現するネットワークを初期の有限状態トランスデューサとし、その有限状態トランスデューサに対して構文範疇を入力とする遷移をその構文範疇を表現するネットワークによって展開する操作を繰り返し行う構文範疇展開手段と を備えたことを特徴とする同時翻訳用有限状態トランスデューサ作成装置。

IPC (1件)：

G06F 17/28

FI (1件)：

G06F17/28 U

Fターム (9件)：

5B091AA06 ,  5B091BA13 ,  5B091CA02 ,  5B091CA05 ,  5B091CA21 ,  5B091CB12 ,  5B091DA02 ,  5B091EA01 ,  5B091EA21

引用文献：

審査官引用 (1件)

• 有限状態トランスデューサを用いた話し言葉の同時翻訳 Simultanous Machine Interpretation using Finite