特許
J-GLOBAL ID:200903099070098760

自動変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-343775
公開番号(公開出願番号):特開平9-177959
出願日: 1995年12月28日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 バンドブレーキがつかみ換え変速に関与するものにおいて、油圧制御装置を簡単にして小型化を図る。【解決手段】 つかみ換え変速時、バンドブレーキは、油圧変化に対する係合力の感度が鈍い反縛方向に作用し、スロットル用リニアソレノイドバルブSLTの余裕部分の制御油圧で制御される調圧バルブ21からの調圧油圧が該ブレーキ用油圧サーボB-4に作用する。つかみ換え変速時の他方のクラッチ用油圧サーボC-3には、調圧専用のリニアソレノイドバルブSLSに基づく調圧バルブ20からの調圧油圧が作用する。また、バンドブレーキが単独で作用する場合、油圧変化に対する係合力の感度の高い自縛方向に作用し、前記調圧バルブ20からの油圧が該油圧サーボに作用する。
請求項(抜粋):
歯車変速機構の伝動経路を切換える複数の摩擦係合要素を有し、その内の第1の摩擦係合要素がバンドブレーキにて構成され、該第1の摩擦係合要素と他の第2の摩擦係合要素とのつかみ換えにより第1の変速が達成され、前記1の摩擦係合要素の係合又は解放により前記第1の変速とは別の第2の変速が達成される自動変速機において、専ら前記摩擦係合要素用油圧サーボへの油圧を調圧すべく制御油圧を出力する第1のソレノイドバルブと、前記油圧サーボへの油圧を調圧する以外の他の制御を行うべく第1の領域にて制御油圧を出力すると共に、該第1の領域と実質的に異なる第2の領域にても制御油圧を出力し得る第2のソレノイドバルブと、前記第1のソレノイドバルブの制御油圧に基づき比較的制御ゲインの小さな調圧油圧を出力する第1の調圧バルブと、前記第2のソレノイドバルブの前記第2の領域における制御油圧に基づき比較的制御ゲインの大きな調圧油圧を出力する第2の調圧バルブと、前記第1の調圧バルブからの調圧油圧又は第2の調圧バルブからの調圧油圧を、前記第1の摩擦係合要素用油圧サーボ又は第2の摩擦係合要素用油圧サーボに選択的に連通する切換え手段と、を備え、前記第1の摩擦係合要素は、前記第1の変速時に反縛方向にて作用すると共に、前記第2の変速時に自縛方向にて作用してなり、前記切換え手段は、第1の変速時にあっては、前記第1の調圧バルブからの調圧油圧を前記第2の摩擦係合要素用油圧サーボに連通すると共に、前記第2の調圧バルブからの調圧油圧を前記第1の摩擦係合要素用油圧サーボに連通し、また第2の変速時にあっては、前記第1の調圧バルブからの調圧油圧を前記第1の摩擦係合要素用油圧サーボに連通する、ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/08 ,  F16H 59:24

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