特許
J-GLOBAL ID:200903099100191425

埋設物の探知方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山川 政樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-065939
公開番号(公開出願番号):特開平6-258428
出願日: 1993年03月03日
公開日(公表日): 1994年09月16日
要約:
【要約】【目的】 アンテナ移動距離が必要な合成開口処理を用いずに埋設物の探知が行えるようにする。【構成】 ある時間毎に反射波を受信して受信信号の振幅値を微分し、その微分値がゼロとなる時間位置に着目してその振幅値を「1」,「-1」,「0」に規格化し、連続して受信した2つの信号に対しその規格値が「1」または「-1」である座標同士の関連性を調べ、関連性があると判断された座標同士の伝搬時間の変化を計算し、その結果を加算値マップ上に加算,格納を行い、その値が規定値以上になった場合に操作者に対し埋設物の存在及びその埋設位置を報知する。
請求項(抜粋):
地表面もしくは構造物表面に設置されたアンテナから地表面もしくは構造物表面に電磁波を送信し、地中もしくは構造物中に存在する物体により反射した電磁波を再びアンテナで受信することにより、地中もしくは構造物中に存在する物体を探知する埋設物の探知方法において、アンテナを移動しながら或る時間間隔毎に反射波を受信して受信信号を得るステップと、受信信号の微分値を演算しその微分値がゼロである時間位置の受信信号の振幅を,その時間位置の受信信号の振幅の符号がプラスの場合は「1」に,マイナスの場合は「-1」に,それ以外の時間位置の振幅値を「0」に規格化するステップと、連続して受信した2つの受信信号の規格化した結果を二次元的に並べたデータのマップを作成し,最初に受信した受信信号の規格値であるラインデータの符号を示す前記「1」,「-1」の値を有する各座標及び次に受信した受信信号の規格値であるラインデータの各座標との関連を調べる関連性判定ステップと、この関連性判定ステップで関連性があると判定された座標の組において各座標上の電磁波の伝搬時間の差分を演算しその差分値を前記データマップと同一座標系を有する加算値マップの座標として格納する格納ステップと、この格納ステップで加算値マップに格納された値が規定の値を超えた場合にこの旨を報知するステップとをアンテナを移動させながら繰り返し実行すると共に、前記加算値マップに格納された値が規定の値を超えた時点のアンテナ移動位置の中心位置を埋設物の水平方向位置と判定し、この中心位置に相当する加算値マップ上の規定値を超えた値を有する座標の電磁波伝搬時間から埋設物の深度を演算するようにしたことを特徴とする埋設物の探知方法。
IPC (3件):
G01S 13/88 ,  G01V 3/12 ,  G08B 3/10
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭51-020130

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