特許
J-GLOBAL ID:200903099103976326

吸着式冷凍機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 強
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-325477
公開番号(公開出願番号):特開平9-166367
出願日: 1995年12月14日
公開日(公表日): 1997年06月24日
要約:
【要約】【課題】 中間熱交換器及び2段目吸着器を付加することにより冷却能力の向上を図り得るものにあって、脱着過程において吸着器からの気冷媒の放出量が凝縮器の能力を越えてしまうことを未然に防止する。【解決手段】 中間熱交換器18内の液冷媒が気化して2段目吸着器17に吸着されることにより、熱交換流路29内の熱交換流体が低温に冷却されて熱交換流路26に供給され、蒸発器13の液冷媒が気化されて1段目吸着器15に吸着される。1段目吸着器14及び2段目吸着器16は、共に加熱状態とされて気冷媒を脱着し、凝縮器12に向けて放出する。このような吸着,脱着の過程が交互に切替えられることにより、連続して冷却能力が取出される。過程の切替え時に、制御装置は、一時的に開閉弁34を閉じ、所定時間(例えば5秒)経過後に開閉弁34を開いて冷媒通路32を開放する。
請求項(抜粋):
水等の冷媒を凝縮する凝縮器と、この凝縮器から液冷媒が供給されその液冷媒の気化により外部との熱交換を行う蒸発器と、吸着剤及びその吸着剤を冷却状態あるいは加熱状態とするための熱交換流路を有してなり、前記熱交換流路に冷却流体を流す吸着過程において前記蒸発器にて気化された気冷媒を吸着し、該熱交換流路に加熱流体を流す脱着過程において吸着した気冷媒を前記凝縮器に向けて放出する1段目吸着器と、前記凝縮器から液冷媒が供給されその液冷媒を気化させることにより、前記1段目吸着器の吸着過程においてその1段目吸着器の熱交換流路に流す流体を冷却する中間熱交換器と、吸着剤及びその吸着剤を冷却あるいは加熱するための熱交換流路を有してなり、前記熱交換流路に冷却流体を流す吸着過程において前記中間熱交換器にて気化された気冷媒を吸着し、その熱交換流路に加熱流体を流す脱着過程において吸着した気冷媒を前記凝縮器に向けて放出する2段目吸着器と、前記1段目吸着器及び2段目吸着器の脱着過程を実行する際に、それらの脱着過程開始時期に時間差をもたせる脱着過程制御手段とを具備してなる吸着式冷凍機。

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