特許
J-GLOBAL ID:200903099118029234

方向探知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-262875
公開番号(公開出願番号):特開平10-111349
出願日: 1996年10月03日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 配列されたアンテナにおいて、アンテナ間の間隔が波長に比べて大きい場合、電波源の存在しない方向にもあたかも電波源が存在するかの如き現象を抑圧する方向探知装置を得る。【解決手段】 配列された複数のアンテナのある組合せにより電波源の方向を求め、さらに上記アンテナの他の組合せにより電波源の方向を求めて、これらの方向の相関をとることにより上記の現象を抑圧するものである。
請求項(抜粋):
電波源からの電波を受信する同一仕様の複数のアンテナと、上記複数のアンテナそれぞれに対応して接続された同一仕様の複数の受信機と、上記複数の受信機の個数より少なく、かつ1より大なる数の上記受信機を特定して選択する受信機出力選択器と、上記受信機出力選択器により選択された受信機の出力から共分散行列を算出する共分散行列算出器と、上記共分散行列算出器より出力される共分散行列にもとづいて固有値および固有ベクトルを算出する固有値・固有ベクトル算出器と、上記受信機出力選択器により選択されたこれらの受信機に対応する上記アンテナの配列にもとづき、かつ上記電波源の方位角および仰角の関数となるモードベクトルを算出するモードベクトル算出器と、上記固有値・固有ベクトル算出器より出力される固有値および固有ベクトルにもとづいて張られる雑音部分空間に上記モードベクトル算出器より出力されるモードベクトルを射影し、その射影長を算出する雑音部分空間射影長算出器と、上記雑音部分空間射影長算出器より出力される上記射影長が極小となるともの上記電波源の方位角および仰角を求める射影長極小値算出器と、上記受信機出力選択器において上記の受信機選択とは異なる選択を行いこの選択結果を上記共分散行列算出器および上記モードベクトル算出器に出力し、この選択結果にもとづいた上記受信機の出力より再び上記共分散行列算出器により共分散行列を算出し、この共分散行列にもとづいて再び上記固有値・固有ベクトル算出器により固有値および固有ベクトルを算出し、上記モードベクトル算出器に出力された上記受信機選択にもとづいたモードベクトルを再び上記モードベクトル算出器により算出し、このモードベクトルと上記固有値および固有ベクトルを再び雑音部分空間射影長算出器に入力し、上記モードベクトルの雑音部分空間に対する射影長を算出し、この射影長を再び射影長極小値算出器に入力して上記射影長が極小となる上記電波源の方位角および仰角を再び算出し、ここで算出した方位角および仰角ならびに先に算出した方位角および仰角それぞれの相関度を算出する角度相関器とで構成したことを特徴とする方向探知装置。
IPC (2件):
G01S 3/20 ,  G01S 3/46
FI (2件):
G01S 3/20 ,  G01S 3/46

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