特許
J-GLOBAL ID:200903099128531990

耳率が低く成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-276622
公開番号(公開出願番号):特開平6-101002
出願日: 1992年09月21日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【構成】 Mg:0.5〜2.0%Mn:0.5〜1.8%Fe:0.1〜0.7%およびTi:0.005〜0.20%を単独であるいはB:0.0001〜0.05%とともに含有し、さらにSi:0.05〜0.5%Cu:0.05〜0.5%Cr:0.05〜0.3%Zn:0.1〜0.5%の一種以上とAlからなるアルミニウム合金鋳塊を、常法に従って560〜620°Cで均熱し、熱間圧延を行い、冷間圧延を施し、0.5°C/s以上の加熱・冷却速度、290〜400°Cの到達温度に保持される時間を10分以内とする焼鈍を行い、5〜30%の冷間圧延を施し、1°C/s以上の加熱・冷却速度で400〜600°Cの到達温度に晒される時間を10分以内とする再結晶焼鈍を行い、40%以上の冷間圧延を施す。【効果】 耳率が低く成形性に優れ、DI缶、DR缶、DRD缶等の缶胴材等の深絞り成形を施す用途に最適なアルミニウム合金板が提供できる。
請求項(抜粋):
重量%で(以下、同じ)、Mg:0.5〜2.0%、Mn:0.5〜1.8%、Fe:0.1〜0.7%、組織微細化・安定化のためTi:0.005〜0.20%を単独であるいはB:0.0001〜0.05%とともに含有し、さらに、Si:0.05〜0.5%、Cu:0.05〜0.5%、Cr:0.05〜0.3%、Zn:0.1〜0.5%の一種または二種以上を含有し、残部Alおよび不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、常法に従って560〜620°Cで均熱し、その後熱間圧延を行い、その後冷間圧延を施し、次いで0.5°C/s以上の加熱・冷却速度、290〜400°Cの到達温度、この温度範囲に保持される時間を10分以内とする焼鈍を行い、その後5〜30%の圧延率で冷間圧延を施し、次いで1°C/s以上の加熱・冷却速度で400〜600°Cの到達温度で、かつ400〜600°Cの温度範囲に晒される時間を10分以内とする再結晶焼鈍を行い、その後40%以上の圧延率の冷間圧延を施すことを特徴とする、耳率が低く成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/04 ,  C22C 21/06

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