特許
J-GLOBAL ID:200903099167000730
熱可塑性材料表面の電気伝導性を向上させるための処理組成物及びその使用方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-151971
公開番号(公開出願番号):特開平5-179172
出願日: 1992年06月11日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】 表面を静電気塗装するために好適な電気伝導性を有する表面を付与するための表面処理組成物及びこの組成物を使用する方法を提供する。【構成】 本発明の表面処理組成物は、好ましくは、(a)置換又は非置換芳香族ポリカルボン酸、その無水物又はその塩、及び(b)第四アンモニウム塩又は(b′)エトキシ化した脂肪族アミンの混合物を好適なベヒクル中に包含するものであり、該組成物は約4.5以下のpHを有し、該ポリカルボン酸並びに該第四アンモニウム塩又はエトキシ化した脂肪族アミンは、各々約108 〜1012オーム/平方センチの抵抗値、又は5秒以下の静電気電荷90%減衰時間値、又はこれらの値を両方とも有する熱可塑性材料表面を付与するに効果的な量だけ存在する。【効果】 静電気塗装を容易かつ効果的に行うことが可能になる。
請求項(抜粋):
(A)置換及び非置換芳香族ポリカルボン酸、それらの酸の無水物、それらの酸の塩、及びそれらの化合物のいずれか二種又は二種以上の混合物から選ばれる一つの成分、(B)式:【化1】(式中、R1 は、(a)炭素原子6〜22個を有する分枝及び非分枝のアルキル及びアルケニル基、及び(b)式Ra-X-Rb(Raは炭素原子6〜19個を有する分枝又は非分枝の一価の基で、Rbは炭素原子1〜3個を有する一価の基で、RaとRbとは各々独立した炭化水素基であるか、-COOH及び-OH基で置換されたものを除いた炭化水素基であり、Xは-O-、-CONH-、又は-COO-から選択される結合基である。)の基からなる群から選択されるものであり、R2 は、各群に炭素原子1〜4個を有する分枝及び非分枝のアルキル及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択され、R3 とR4 とは、各々分枝及び非分枝のアルキル及びアルケニル基、-COOH及び-OH基で置換されたものを除いた炭化水素基であり、及び上記で定義の式Ra-X-Rbの基から独立して選択され、前記R3 とR4 とは各々炭素原子1〜22個を含有するものであり、また、A- は、ハロゲン化物、硝酸塩、又は低級アルキル硫酸塩のアニオンを示す)の第四アンモニウム塩、エトキシ化した第三脂肪族アミン、及びそれらの化合物のいずれか二種又は二種以上の混合物から選ばれる一つの成分(C)(A)成分並びに(B)成分が共に溶解又は分散する、液状ベヒクル成分、を含有する熱可塑性材料表面の電気伝導性を向上させるための処理組成物。
IPC (3件):
C09D 5/24 PQW
, B05D 3/10
, C08J 7/06
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