特許
J-GLOBAL ID:200903099260626878

複数部材からなる精密部品の同芯結合方法、燃料噴射弁の組立て方法、及び燃料噴射弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-092954
公開番号(公開出願番号):特開平11-285926
出願日: 1998年04月06日
公開日(公表日): 1999年10月19日
要約:
【要約】【課題】燃料噴射弁のノズルの部品の単品精度の影響がなく、部品結合後の同軸度を保つことを課題とする。【解決手段】燃料噴射弁のノズルのスワラーとスワラーを挟み込むようにプレートを嵌合し、位置決め用ピンでノズルのシート部とスワラーの内径部との芯出しを行い、プレートを局部的に塑性流動させて、ノズルとスワラーとプレートを結合固定する。
請求項(抜粋):
内底の中心部にテーパ孔を有する底付きの外筒状部品に、中心に貫通孔を有する内筒状部品を組込む場合に、前記外筒状部品の内径部と前記内筒状部品の外径部との間にクリアランスを確保しつつ、前記内筒状部品を前記外筒状部品の内部の底に載置した状態で嵌合し、前記外筒状部品の内部の底と第2の内筒状部品とで前記内筒状部品を挟み込むように前記第2の内筒状部品を前記外筒状部品に嵌合し、この嵌合状態で、前記内筒状部品の貫通孔に、この貫通孔と略同径で先端に前記テーパ孔との芯出し面と挿入ガイド面とが形成される位置決め用ピンを、そのピン先端が前記外筒状部品のテーパ孔に当接するまで挿入して、前記内筒状部品の貫通孔と前記外筒状部品のテーパ孔との同芯的な仮位置決めを行い、且つ前記仮位置決めの状態で、パンチを前記ガイドピンの外周にそってガイドピンの挿入方向と同一方向に移動案内させて、該パンチにより前記第2の内筒状部品及び外筒状部品のいずれか一方の嵌合近辺を局部的塑性流動が生じるよう押圧し、この塑性流動の力により前記第2の内筒状部品と前記外筒状部品とを結合させ、前記第2の内筒状部品と前記外筒状部品とによって前記内筒状部品が固定されることを特徴とする複数部材からなる精密部品の同芯結合方法。

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