特許
J-GLOBAL ID:200903099300726366

修飾オリゴヌクレオチド、それらの製造、およびそれらの使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-311636
公開番号(公開出願番号):特開平8-225589
出願日: 1995年11月06日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】【目的】 標的核酸と一層安定なハイブリダイゼーションを形成するオリゴヌクレオチドの提供。【構成】 下記式Iを有するオリゴヌクレオチド、および生理学的に許容可能なその塩。【化1】[式中、Bは、それぞれ独立して、ヌクレオチド化学で普通に用いられる塩基であり、少なくとも1個のBは下記式IIの塩基であり、【化2】、かつ曲線状の括弧は、R2および隣接するホスホリルまたは-Y′-R1a基が2′および3′位、または逆に3′および2′位のいずれにも位置することができることを示している。]
請求項(抜粋):
下記式Iを有するオリゴヌクレオチド、および生理学的に許容可能なその塩。【化1】[式中、Bは、それぞれ独立して、ヌクレオチド化学で普通に用いられる塩基であり、少なくとも1個のBは下記式IIの塩基であり、【化2】(式中、R15およびR16は、それぞれ独立して、1. 水素、2. ハロゲン、3. (C1〜C10)-アルキル、4. (C2〜C10)-アルケニル、5. (C2〜C10)-アルキニル、6. NO2、7. NH2、8. シアノ、9. -S-(C1〜C6)-アルキル、10. (C1〜C6)-アルコキシ、11. (C6〜C20)-アリールオキシ、12. SiH3、14. 3.、4.または5.に記載の基であって、SH、S-(C1〜C6)-アルキル、(C1〜C6)-アルコキシ、OH、-NR(c)R(d)、-CO-R(b)、-NH-CO-NR(c)R(d)、-NR(c)R(g)、-NR(e)R(f)または-NR(e)R(g)の群からの1個以上の基によって、または式-[O-(CH2)r]s-NR(c)R(d)のポリアルキレングリコール基によって置換されているものであり、但し、rおよびsは、それぞれ独立して、1〜18、好ましくは1〜6の整数であり、OH、SH、-CO-R(b)、-NH-CO-NR(c)R(d)、-NR(c)R(d)、-NR(e)R(f)、-NR(e)R(g)または-NR(c)R(g)のような官能基は更に、適宜もう一つのリンカーを介して、細胞内取り込みに好都合でありまたはDNAまたはRNAプローブの標識に利用できる、またはオリゴヌクレオチド類似体が標的核酸にハイブリダイゼーションするときには、結合、架橋または開裂と同時に後者の核酸を攻撃する1個以上の基に結合することができ、または15. 3.、4.または5.に定義されている基であって、1個以上のH原子がハロゲン、好ましくはフッ素によって置換されているものであり、R(a)は、OH、(C1〜C6)-アルコキシ、(C6〜C20)-アリールオキシ、NH2またはNH-Tであり、Tは、適宜もう一つのリンカーを介して、細胞内取り込みに好都合でありまたはDNAまたはRNAプローブの標識に利用できる、またはオリゴヌクレオチド類似体が標的核酸にハイブリダイゼーションするときには、結合、架橋または開裂と同時に後者の核酸を攻撃する1個以上の基に結合しているアルキルカルボキシル基またはアルキルアミノ基であり、R(b)は、ヒドロキシル、(C1〜C6)-アルコキシ、または-NR(c)R(d)であり、R(c)およびR(d)は、それぞれ独立して、Hであるか、または-NR(e)R(f)または-NR(e)R(g)によって置換されていないまたは置換されている(C1〜C6)-アルキルであり、R(e)およびR(f)は、それぞれ独立して、Hまたは(C1〜C6)-アルキルであり、R(g)は、(C1〜C6)-アルキル-COOHであり、但し、R15およびR16は、それぞれ同時に水素、NO2、NH2、シアノまたはSiH3となることはできず、EおよびFは、それぞれ独立して、H、OHまたはNH2であり、R1は、水素、C1〜C18-アルキル、C2〜C18-アルケニル、C2〜C18-アルキニル、C2〜C18-アルキルカルボニル、C3〜C19-アルケニルカルボニル、C3〜C19-アルキニルカルボニル、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、ヌクレオチド化学で普通に用いられる保護基、または下記式IIIaの基であり、R1aは、水素、C1〜C8-アルキル、C2〜C18-アルケニル、C2〜C18-アルキニル、C2〜C18-アルキルカルボニル、C3〜C19-アルケニルカルボニル、C3〜C19-アルキニルカルボニル、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、または下記式IIIbの基であり、R2は、水素、ヒドロキシル、C1〜C18-アルコキシ、C1〜C6-アルケニルオキシ、特にアリルオキシ、ハロゲン、アジドまたはNH2であり、aは、オキシ、スルファンジイルまたはメチレンであり、nは、≧1の整数であり、Wは、オキソ、チオキソまたはセレンオキソであり、Vは、オキシ、スルファンジイルまたはイミノであり、Yは、オキシ、スルファンジイル、イミノまたはメチレンであり、Y′はオキシ、スルファンジイル、イミノ、(CH2)mまたはV(CH2)m′であり、但し、mは1〜18の整数であり、Xはヒドロキシルまたはメルカプトであり、Uは、ヒドロキシル、メルカプト、SeH、C1〜C18-アルコキシ、C1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリール、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、NHR3、NR3R4、または下記式IVの基であり、 (OCH2CH2)pO(CH2)qCH2R5 (IV)但し、R3は、C1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリール、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、2-(CH2)c-[NH(CH2)c]d-NR6R6であり、式中、cは2〜6の整数であり、dは0〜6の整数であり、R6は、それぞれ独立して、水素、またはC1〜C6-アルキル、またはC1〜C4アルコキシ-C1〜C6-アルキルであり、R4は、C1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリール、(C6〜C10)-アリール-(C1〜C8)-アルキルであるか、またはNR3R4の場合には、R3およびそれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、SおよびNの群からのヘテロ原子を更に含むことができる5〜6員の複素環となり、pは、1〜100の整数であり、qは、0〜22の整数であり、R5は、水素であるか、または例えばヒドロキシル、アミノ、C1〜C18-アルキルアミノ、COOH、CONH2、COO(C1〜C4)-アルキルまたはハロゲンなどの官能基であり、ZおよびZ′は、それぞれ独立して、ヒドロキシル、メルカプト、SeH、C1〜C22-アルコキシ、-O-(CH2)b-NR6R7(但し、bは1〜6の整数であり、R7はC1〜C6-アルキルであるか、またはR6およびR7がそれらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員環を形成する)、C1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリール、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルコキシ(但し、アリールはヘテロアリールでもあり、かつアリールは場合によっては、カルボキシル、アミノ、ニトロ、C1〜C4-アルキルアミノ、C1〜C6-アルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲン、およびシアノの群からの1、2または3個の同一であるかまたは異なる基によって置換されている)、C1〜C18アルキルメルカプト、NHR3、NR3R4、式IVの基、または細胞内取り込みに好都合でありまたはDNAまたはRNAプローブの標識に利用できる、またはオリゴヌクレオチド類似体が標的核酸にハイブリダイゼーションするときには、結合、架橋または開裂と同時に後者の核酸を攻撃する基である)、、かつ曲線状の括弧は、R2および隣接するホスホリルまたは-Y′-R1a基が2′および3′位、または逆に3′および2′位のいずれにも位置することができることを示す。]
IPC (5件):
C07H 21/04 ,  C07H 19/14 ,  A61K 31/70 ADU ,  A61K 31/70 ADY ,  C12Q 1/68
FI (5件):
C07H 21/04 Z ,  C07H 19/14 ,  A61K 31/70 ADU ,  A61K 31/70 ADY ,  C12Q 1/68

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